2009年05月29日
_ [wine] St. Jerome Cabernet Sauvignon Merlot 1993
1997年にニュージーランドに行く機会が有りまして、主にオークランドの近隣だけですが、ワイナリーもかなり見学試飲してきました。その旅行で買ったワインです。当時ハンドキャリーで持ち帰ったワインは2ケース弱、いやなかなか荷物が大変だった記憶が有ります。幸いにして帰りの飛行機は空いていまして、隣の席が空いていたので少しは楽だったですが、、
もう10年以上前の事になりますが、その時の事はHPの方に書いてあるので、宜しければご覧下さい。今日開けたセント・ジェロームは事前に調べた資料にもあまり載っていなくて、特にマークはしていなかったのですが、オークランドに近いのでワイナリーツアーのガイドさんが連れて行ってくれたところでした。
このセント・ジェロームに行った時の事は、他のところとは規模が違うので、結構憶えています。試飲したワインは、記事にも書きましたがタニックで堅く大柄で、長熟傾向の特徴はありましたが、優れているかどうか、置いておいてどうなるかは、はっきり言って良く分からなかったです。
正直、今日も開けて飲んでみるまであまり期待はしていなかったのですが、これがなかなか素晴らしいです。使用葡萄のセパージュからしてボルドーですが、飲んだ感じもそのとおりまっとうにボルドーのワインです。それも、1級とは言いませんが、サンテステフあたりの良い年の格付け級クラスです。
色はまだ濃く、熟成途上です。複雑さと繊細さを持っていてとにかく素性の良いワイン。時間が経つと味わいも香りも広がって、より魅力的です。最近のワインメーカーが作るワインと違って、ゴテゴテしていない。それで居て美味しさが浮かび上がる。一人で飲んでいても飲み飽きしなし、飲んでて楽しい、とても良いワインです。
昔行った時は、小さな小屋みたいなところで、オッチャンが一人でやっていましたが、今も同じ様なのでしょうか?。今も同じ様なワインを作っていたらいいですね。