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xiphioの備忘録


2009年08月12日

_ [general] 過去の日記の画像データ復帰

HDD損傷によるデータ消失の復帰も、一応、本日までの画像の再登録で一段落です。ただし、手元に元データが残っていないのも有りまして、一部の画像は失われたままですが、それは仕方ない所です。

価値は殆ど(と言うか全く無い)無いものですが、失われるとちょいと残念な気がしますね。今度からは、度々日記データもバックアップを取る事にしましょう。(って本当にやるかしら、私、面倒な事がきらいですし、、)

_ [wine] Pommard Rugiens 1999 (Thierry Violot-Guillemard)

在庫カードを見てまして、こんなの買っていたんだ、と思い開けたワインです。最近の、良く名前を聞くようになってからのラベルとは違いますね。だから気がつかなかったのでしょう。画像の説明

ラベルが変わったあたりから、このティエリー・ヴィオロ=ギマールのワインは、ビオ&新ワインの肩書きがつきまといますが(まだ飲んでないけど)、99のこのワインも最初は少しばかりビオっぽかったですが、すぐ気にならなくなります。それよりも、ワインとしてとても素晴らしいです。

とぉってもしっかりしている素性のよい本当に良いワインで、香りもテイストも、とにかく地に足がついている感じで、安定感と深みがあって或意味、ピノの優良模範的。そう言う意味では、(私の中のイメージの)ポマールっぽく無いかも知れない。ブラインドだとニュイの優良一級か特級だと思うでしょう。少々開栓後時間が経った後では、アフターが非常に長く複雑で、本当に見事、本物の特級ワインです。

ポマールでもこのリュジアンとエペノは特別に良い畑ですが、あまり良い物に出会えないのも実際かと思います。良くある「ポマール」の範疇に入るような、ある意味茫洋なワインが多いですね。きちんと作ればこんなワインになると言う事でしょうか。

情報によりますとこの後2000年初頭あたりから、ディエリー・ヴィオロ=ギマールはビオ系まっしぐらになるらしいのですが、このワインを今飲んでいる状況に於いて、「これで何で作りを変える必要が有るの?」と言うのが正直な所です。

このワインは2002年にほぼ7千円で買っていますが、なんだぁ、パカレの1万円近くする、ちょっと浮ついたポマールよりずっと良いです。