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xiphioの備忘録


2009年09月07日

_ [wine] Barolo Riserva Speciale 1967 (Villadoria)

2年ほど前に、某ネットショップにて買ったワイン。作り手Villadoriaはよく知らず、でもバローロの良年67が出るなんて、まず無いので結構高価なのにもかかわらず買いました。こういう古いのはショップが自分の所で引いた物も結構あるのですが、これはミレジムの物。画像の説明

画像をご覧の通り、えらく雰囲気のあるボトルのデコレイションです。ふつう、外観がこう如何にも如何にもってのは、実は大したことが無いのが多いのだけど、これはとても素晴らしい。完全にかつ見事に熟成したバローロ、香りもテイストもとても複雑で魅力的。良く熟成した古いポムロルに似てるけど、ポムロルの特徴的な所が無い代わりに、ストラクチャーがより細かく香り高いです。状態も最高、少し高かったけど良い買い物と言えます。

コルクはこの当時のイタリアワインの常として、およそ4cmと、普段ボルドーやブルゴーニュを扱っている感覚からではとても短く思えます。でも意外としっかりしているコルクで、ワインのこの健全さはこのコルクのお陰でしょうか。それに、おそらく今までの保存状態も非常に良かったのでしょう。裏のラベルによると、このワインはいったんバーゼルのワイン商が引き取っているようです。

今日はバローロが飲みたい気分だったんですね。私は、バローロがすっごく好きな割には、何故だかあまり買っていなくて(あまり見かけないのと、比較的高いからかな?)、ワイン在庫のバローロ比率はごく少しです。若いワインは苦手なので、好きな93あたりを飲もうかなと思っていたところ、このワインを見つけました。こういう正体不確定なワインは、人とは飲めませんからね。(でも一人で飲んで良かった、かも)