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xiphioの備忘録


2009年09月04日

_ [wine] Musigny 1993 (Drouhin)

このワインは当初の評価(確かアドヴォケイトで)がとても高得点でした。見つけたのは複数本のロットでしたが、高評価のわりには1本あたりそこそこの価格だったので、ついつい買ってしまいまして、以来、折々に開けて既に4、5本は飲んでいるかと思います。画像の説明

記録を見てみると、直近ではおよそ3年前に飲んでいまして、ここの日記にも短く書いていますね(2006年10月です)。買ったのが97年なので、98年くらいから、2、3年おきぐらいに飲んでると思いますが、最初の頃の印象としては、とても堅い感じで、良いのかそれほどでも無いのか、ホントに分かり難いワインでした。

前回飲んだ時でも、幾分良いとは思いましたが、まだ真価を測りづらい感じでした。今回飲んだこのワインは、はっきり「良い」と言えます。

もっとも、このボトルに関しては開栓時より「絶対悪くは無い」と思いました。スクリューのトップが入りづらいくらい、近年開けたコルクの中では一番粘りと弾力性が有るコルクだったからです。

今まで色々古いワインも飲んできた実感として(同一ロットで複数本買う事も多かったです)、コルクが個々のボトルのワインに与える影響と言うのは、非常に大きいと言わざるを得ません。でも、弱いコルクが必ずしも良くないワインとも言えませんし、ま、その変化変容も、幾らか楽しみの内なのですね。

開栓直後の一口めより、綺麗な、そしてちょっと厚い果実実が魅力的です。バックボーンやストラクチャーは後から出るので、こういうワインで最初にふわっと果実実が強く出るものは、まず大概は素晴らしいのです。

そしてその予想通り、時間が経つほど美味しい良いワインです。芯が有って、テイストの厚みとストラクチャーが有って、、この様なワインこそがブルゴーニュ特級と言いたくなります。今まで何本か飲んだこのドルーアンのミュジニー93の中では最良、もしかしたら残り1、2本の同じ銘柄のワインのボトルより良いかも知れません。

でも、ワインの飲み頃って難しいですね。開栓が早くても楽しくないし、遅すぎたら残念至極だし、、予想が立てられない事無いですが、結局は開けて飲んでみなけりゃ分かんないし、、