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xiphioの備忘録


2009年09月18日

_ [wine] Clos de la Roche 1998 (Dom. Armand Rousseau Pere & Fils)

開栓直後のテイスィングから、ルソー節が全開でして、とても素晴らしい。そんな事言っても、実はそれほど沢山ルソーを飲んでいる訳では無いのですが、それでも私はルソーのワイン、とても好きです。(「嫌いな人って居ないんじゃない」って、突っ込まれた事有ります)画像の説明

最初から、何と言っても、飲んだ後の鼻腔に残るアフターが、優雅で複雑で長く尾を引きとても魅力的です。

少し時間が経つと、香りもアフターと同じくとても複雑に香り立ってくる。とても立体的な香りで存在感があり、やはり惹きつけられる。何に似ていると言えばよいのか、ちょっと類型を思いつかない、チャーミングとは言えずむしろ男性的、私にはやっぱりルソーっぽいと言うしかないかな。

5、6年前でしょうか、リヨン近郊のポールボキューズに始めて行った時、ちょっと若いけど97か98のルソーのワインを飲んで(銘柄記憶無し)、とても美味しかったのを思い出しました。(また行きたいな)

このワインは2001年にほぼ8千円で買っています。これが8千円なら何本でも買っておきたい所ですね、でも実際に買っているのはこの1本だけです、何とも残念!。97や98のブルゴーニュ赤は、まぁそこそこのヴィンテージと言う事もあって96や99に比べて結構買いやすかった気がします。当初はどういう品質か不安も有ったのですが、優秀な作り手のここらのヴィンテージは、丁度いま飲むにはなかなか美味しくて、とても良いですね。

さてこのワイン、更に時間が経って、さすがに細部が甘く滲んで来た感じはするけれど、概ね構成は変わらず美味しい。アフターは少し短くなったかな、、って所です。なんにしろ、真っ当なルソーのワインでした。