トップ «前の日記(2010年03月21日) 最新 次の日記(2010年04月10日)» 編集

xiphioの備忘録


2010年03月24日

_ [ski] 2010年3月、アルプ・デュエズ、スキー日記

21日、初日は雨、悲惨。画像の説明初日なのでとりあえず出る。山の上もやはり雨、どうしようも無し。12時に上がり、傘をさしてウルスブランの前のスーパーに買い物に行く。ハムとサラダとポテトチップとシャンパン購入。シャンパンは迷った末、モエシャンのアンペリアルにする。部屋には当然冷蔵庫はないので、買ったままのあまり冷えていないシャンパンで、部屋で軽食。お皿はホテルのが部屋にあったのだけど、ナイフもフォークもないので、手で食べる。お箸ぐらいは持ってくるべきだった。それとシャンパンストッパーは必需だなぁ。3時半にはホテルのスパが開くので、水着に着替えてゆく。狭いプールでちょいと水泳とサウナ。笹さんと会う約束だったのだけど、1時間間違えて大失敗。夕食は8時より、ワインはサヴォアの白ワイン、ルセット・ド・サヴォア。ここのほかのホテルよりはましだけど、料理、素材はあまり良くない。ただしデセールだけは別。

22日、2日目、曇り、雨が降らないだけましか。画像の説明ガスっていて前があまり見えない。おまけに異様に暖かくて、気持ち悪い。ピックブランが開いたので行くが、さすがに雪はまともだけど、標高3300mのここも暖かくて気持ち悪い。ペアバンドは外して滑る。山の上幾らかで滑った後、トンネルを通って帰る。午後2時上がり。その後ル・ドーム下のスーパーに買い物。スナックとサヴォアのシャンパン(ヴァン・ムスーだけど、トラディショナルな作りとのこと)があったので買う。5時に笹さんと会う約束なので、4時前からサウナだけ行く。笹さんも元気そう。子供さんが、スケートをやっていて奥さんは結構忙しいみたい。徳島から持参した手土産の海産物を渡す。夕食、素材のチープさは隠しようもない。日本だったら、1200円のランチメニューって感じ。ただしデセールはやはり美味しい。ワインは、ブルゴーニュの赤、フェブレイを除いて次の良い物となると、これしかなかった、ニコラ・ロショニョールのヴォルネイ1級。特にビオって作りじゃないと思うけど、昔からの自然な作りでなかなか美味しい。いつもながら夕食後すぐ寝る。

23日、3日目、快晴。依然気温は高めで気持ち悪いけど、やっぱし、スキーは晴れなければだめだなぁ。本日はヴォジャニー方面へ向かう。一通り巡って、2時過ぎ帰還。ちょっと早めだけど疲れた。最近は9時過ぎに出ると、後は飲まず休まずなのだけけど、昨年の3時か4時が、今年は2時になってしまった。昨日買ったサヴォアのヴァンムスーは冷蔵庫がないので気温く暖かくて飲めない。昨日と同じスーパーでサンドイッチとデュベルのビールがあったので買う。サンドイッチは美味しい、ホテルの夕食より美味しいかも。その後スポーツセンターに水泳に向かう。ここのプールも一応25mのコースがあるものの、2レーンのみ。本当はヴォジャニーのプールが良いのだけど、なかなか行けない。その後マルモットの、たぶんここでは一番大きなスーパー(と言っても大した事は無い)に寄る。やっとワイン用のグラスを見つけ、ついでにイチゴを買って帰る。ここらからホテルまでは結構遠い。坂道だし歩くだけで結構運動。あとは風呂に入ってだらだらして、夕食。昨日よりはまだまし。これで、ここで一番のホテルなんだから、日本人がほとんどこないのも仕方ないかも。そう言えば、もうシーズンオフっぽいので、お客もフランス人よりもロシア語や英語が目立つ。ゲレンデでもドイツ語と英語がやたら聞こえる。特にドイツ人は多いみたい、このホテルにはいないけど。隣の男2人組からボンソワールと声をかけられた。やっぱし、いい人みたい。本日も夕食後すぐ寝てしまう。

24日、スキーも4日目、今日も晴れ。画像の説明本日はオーリス方面に向かう予定。それにはまずピックブラン頂上に行ってサレンだ。今日はピックブランには、まずマルモット3に回って行く。サレンはアルプ・デユエズでは一番有名なコースだと思うけど、今までいい思い出がない。とにかく「疲れた」「足が痛い」印象しか残っていない。時間はあるし一人だし、ゆっくり滑れば良いか、と思いながら降りるけど、足が痛い、そうするうちに足元がしっかりしていないせいか、ストックを踏んで折ってしまった。このストックは日本から持参の長さ可変の細いお気に入り。本当に必要か、と思うことも有ったけど、片方でもストック無いとやはり滑りにくい。何とかサレンを滑り終えて、マルモットに帰り、センターの中のショップでストックを買う。探しても長さ調節出来るのは売ってないので、仕方なく細いやつを選んで買う。買う前はそのまま帰るつもりだったけど、ちょっと元気も出てきたので、再びオーリスの方へリフトで向かう。サレンは一昔の苗場みたいにコースに人がうじゃうじゃいて、げんなりだったけど、こちらは一転人がいない。でも町の方のゲレンデはいつもじゃりじゃりな気がする。しばらくそっちで滑って帰る。マルモット1のゴンドラが無い、と思ったら、今年から6人ぐらい座れる高速リフトに掛け替えたみたいだ。ついでにマルモット2まで上がって、そこから帰る。3時前上がり。外に置いてあったサヴォアのヴァンムスーが気分くらい冷えているので、開けて飲んでみる。1200円くらいだったのだけど、結構美味しくて感心。しかし泡が大きくてシャルマン方だろう、まぁ値段からしても当然だけど。ラベルには、トラディショナルな作りと書いてあるけど、それはシャンパン方を意味しない。4時過ぎに斉藤さんから電話。地下のスパに行ってサウナに入った後、部屋で簡単にシャワーを浴びる。夕食は本日が一番まともかも、ここに至って思い返すに、メニュー等々、昨年とほとんど同じパターンで有ることに気がつく、ちったー変えろ、とも言いたいけどなぁ。ワインはアルザスのピノグリにする、BIOの作りらしいけど、所謂ビオ香はない、でも結構美味しい。TVをつけると、綾瀬はるか主演の「ICHI」をやっていたので最後まで見てしまった。フランスに居る事をしばし忘れてそのまま就寝。

25日、スキーついに5日目。天候は曇り。画像の説明そろそろ足に疲労がたまっている感じ。一応本日はオズに行く予定。ヴォジャニー方面に向かい、アルペットと言うコースを降りる。最初から足が痛い。また左足の小指の股がすれて皮がむけているのが痛い。まぁ誤魔化しながら休み休みゆっくり降りる。プータンのゴンドラで帰るつもりが、ついついアルペットゴンドラに乗ってしまったので元に帰ってしまった。仕方ないのでヴォジャニーゴンドラで山の上に行き、そこからプータンのコースを取って再びオズに降りる。下の方はじゃりじゃりでとても疲れる。さすがにもうあまり足が言うことをきかないので、ゴンドラで元に戻って、そのまま帰る。1時半に上がり。足は疲れているけど今日はそんなに滑った訳ではないので、疲労は少ない。今日は先に買った、LaDominique2005を開けて部屋で昼食の予定なので、すぐスーパーへ買い物に行く。サンドイッチとハムと、それとまたモエシャンのアンペリアルを買った。部屋でワインを開けて音楽を聴きながら昼食。その後少し寝て、シャワーを浴びてから、5時半すぎに、アルプデュエズ滞在の楽しみの1つでもある教会でのコンサートに向かう。今週はバロックバイオリンのコンサート。なかなか良かった、それにしてもここのオルガンはとても素晴らしい。ホテルに帰ってすぐ夕食。昨日からいきなり宿泊客がふえたので、夕食も忙しそうだ。本日は(手抜きぎみの)チーズフォンデュー、これも昨年と同じパターン。昨日のピノグリも美味しいが、ダルマイヤックの99が90ユーロと妥当なので、ここで初めてボルドーを頼む。本当はそれ以外にしたいけど、どう見ても頼むべきワインが無い(リストの半分以上が売り切れている)。隣のテーブルのいつものお兄さんがフイイ・フュイッセを飲ませてくれる。ダルマイヤック如何?、と言うと、あとでバーの方で、と言う話だったので、食後にダルマイヤックを持って、バーの方で、フランス語に英語を交えながら、しばし話をする。彼らは明日帰るそうだ。

26日、アルプデュエズ6日目。画像の説明滞在はいつも1週間だけど、いつも2日ほどは外に出ているので、6日間連続でスキーというのは初めて。で、今日は朝からまた雨!。ふくらはぎはパンパンに張っているし、さすがに雨では全くやる気が起こらず、出るのを止めて様子見。ところが10時になると雪になり、歩道も真っ白になってしまった。雨よりましだけど視界が悪いので、躊躇。昼近くなったので、結局今日はスキーはなしで、板をショップに預けに行く。でもその店まで坂道だし遠いんだ、行って帰ってきたら、もう汗だく。着替えていると、雪が上がって視界が開けてきた。今からなら出たいところだけど、もう遅いわな、今シーズンのスキーも終わり。昼に今朝降った雪を袋に集めてきて、昨日買ってきたシャンパンを冷やす。午後2時くらいから、シャンパンをとサンドイッチでまた部屋で昼食。今日は天候がこんな具合だから、ホテルのレストランで昼食している方多数。でも、相変わらずアンペリアルはとても美味しく、私の方が絶対リッチな気分だわなぁ。午後8時からの夕食に斉藤さんが来てくれる。今日の夕食がこの1週間で一番良い、話し相手がいるからかも知れないが、、。昨日開けたダルマイヤック99が大変美味しい。夜、荷造りを終えたら、TVで「子づれ狼」の映画をやっていたので最後までみてしまう。本日は何故か寝付きが悪く就寝が遅くなる。

27日、朝、8時前に出発。時折文句も書くけれど、高級だけあって、流石にこのホテルはスタッフの感じがよい。非常にフレンドリーとも言える。来年も来るとしたらこのホテルですね、、高いけど。斉藤さんにお願いして、帰りに例の家を見学。今回は中に入ってみる事にしたが、螺旋階段の部分しか行けない。肝心の部分へは鍵がかかっている。当然だろうなぁ、ここが開いていたら危なくて仕方ないだろう。でも昨日夜から楽しみにしていたのに、少し落胆。来年は誰かに少々手数料を払ってでも、どうにかしたい気分。飛行機は順調。スキポールで時間が有ったので、シャワーを浴びて気持ちよく搭乗。昨年秋の旅行の時の帰りの機上でかなり苦しい思いをしたので、今回はあまり飲まない食べない薬も無し、でずっと寝ていたらあまり疲れず関空到着。昼に着いたけど、昼食もなしにすぐバスに乗ってまた寝て帰ったせいか、結局帰国の疲れはあまり無し。日曜夕方に家に着いたけど、すぐ荷ほどきと、休み中の仕事の整理。まる6日間の滞在で、毎日かなり早めに上がっていたし最後の方は殆ど滑らなかったのにもかかわらず、足全体が張っている感じ。来年は2、3日はスキー以外に振らないと、、