2010年11月26日
_ [Traveler's diary] 六本木男声合唱団、イタリア公演(4)「ヴァチカンでのミサにて合唱」
ミラノのドゥオモ本番の翌日は、ローマに移動してその日にヴァチカンにて本番。朝、TVをつけたら雪がつもっている街の模様が映し出され、、何処かな、と見ていたらここミラノだった。ミラノ中央駅にバスで向かう途中も、みぞれまじりの雪が降っていた。
ローマへはユーロスターで向かうのだけど、車窓からは綺麗な雪景色。でも総勢100人以上の移動なので旅行を世話している方はとても大変、ミラノを出発してから暫く、何故か席が無いとか色々で、車内を奔走していた。
ミラノは雪だったけど、ローマに着くと晴れ。風が吹いている。そういえば、ミラノでは風がほとんど吹いていなかった。大きな盆地のような地形になっているらしく、霧も多かった。寒いけど風は吹いている方がいいなぁ。
その後ローマ駅近くのレストランで全員昼食。そのあとすぐ練習&本番と続くので、三枝先生から禁酒令。しかしここの昼食は酷かったなぁ、、まずいスパゲティ(パスタと呼びたくない)等々、、これだけの大人数なので仕方ないか、とも思うけど、、
昼食も早々にホテルに入り、急いでスーツ姿に着替えてほとんど時間をおかず練習会場に向かう。練習会場はヴァチカン近くの教会、、もう少し練習時間を取りたかったのだけど、時間が無く1時間も出来ずに、バスにてヴァチカンに向かう。
普通はヴァチカンに入るのには検査等々が必要なのだけど、今回は特別な入り口から検査なしてバスで入る。バスを降りて、色々手配してくれた和田神父さんの案内で、サン・ピエトロ寺院の一番奥に向かう。
17時よりここで行われるミサに、我々は合唱として参加する。ただ神様に聴いて頂く為に歌うのだから、前向きで歌う。参列者とほぼ同様に、その前で座っていて、ミサの進行に従って、我々の出番の時には指揮の大友先生が我々の前に出てきて、そのその時だけ立って歌う。曲は三枝先生が、先生作曲のレクイエムを特別に編曲した数曲。
ヨーロッパに観光に出たとき、ミサは何度か見た事が有るけれど、さすがに総本山のミサは非常に洗練されて、そして極めて音楽的。我々が歌う合唱以外でも、グレゴリア聖歌の歌唱を中心に、ほとんど音楽劇のような感じさえする。この式自体が、一つのコンサートの様に人を魅了する。
ここでの様子は、写真を含め、下記のブログにも書かれていますので、宜しければご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/john-1939/e/6c81670eb4fe0ff260b49b4a791296ad
18時位にはミサが終わり、バスにてホテルに帰る。打ち上げ会場はホテルの前のレストランだ。7時から10時まで借り切りにしたそうだ。結構良いレストランの様で、10時前から地元の人が何組かやってくる。それでも、100人規模の宴会料理はいくらイタリアだと言っても、やはり大したことがない。酒が進むにつれて次第に各所かたまって盛り上げる。最後は、皆で「いざ立て戦人よ」を歌って歓声。三枝先生は「ひでぇ”いざ立て”だなぁ、と笑いながらコメント」