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xiphioの備忘録


2011年04月26日

_ [misc] 訃報続く、、

キャンディーズのスーちゃんが亡くなられましたね、私は同時代ではありますが、昔っから天の邪鬼な私は、当時スターやアイドルと言う物をまぁ嫌っていました。皆と同じ行動同じ好みに走ることに嫌悪感が有ったわけですが、時代が離れると素敵な物には素直に従う傾向も出てくる訳です。そんな訳で、キャンディーズは引退発表後、結構好きになりました。

名文句と共にの衝撃の引退発表は、確かその夜のニュースで速報されたと思います。当時「おーい!、ニュース速報かぁ」と思いました。その後キャンデースのLPボックスを父に買ってもらいました。歌謡曲関連のLPを買うのは、今までにおいても例外でした。曲も良いし、歌もうまいし、ラン、スー、ミキの、カラー言うか個性が皆違っていてそれでもみんな良い子だし、やはり極めて魅力的なグループでしたね。

同時代の人は、それほど熱狂的なファンで無くても、その頃の自分の喪失に、やはり私みたいに涙するわけです。

さて、その少し前には、出崎統さんが亡くなられました。この報道にも残念な思い一杯です。新旧のあしたのジョー、家なき子、ガンバの冒険、宝島、等々の見事なアニメを手がけられた、宮崎さんと並ぶアニメ界の巨匠だと思っています。

昔は、誰が監督だか演出だか全く意識しなかったものですが(普通の人はそうです)、長じて、「良いな」と思えるアニメで、この作品誰が関わっていたの?、とか調べだすと、そこには必ず宮崎さんや、また出崎さんの名前が有りました。

若い頃の作品ですが、「エースをねらえ!」は再放送当時、毎回楽しみに見ていました。まだ出崎さんとしては完成されたフォーマットでは無いのかも知れませんが、とにかく非常に魅力的でした。今回、出崎さんの訃報と共に、久しぶりに「エースをねらえ!」を見てみましたが、今見ても魅力的な所は全く変わりませんね。本放送時は視聴率が出ず打ち切りになったらしく、ちょっと強引な終わり方が唯一残念ですが、、

私の記憶が正しければ、「エースをねらえ!」の再放送の最終回の後、「ひろみの活躍にご声援有り難うございました」とか何とかのテロップが出てきた様に思います。極めて異例な事だと思うのですが、「あーみんな、夢中になっていたんだなぁ」と思いました。50を過ぎてこのアニメを見ても、出崎さんの演出、美術や場面設定(ある意味、色々な割り切り方)はやはり見事な物だと思います。(それと声優の高坂さんと田中さんが素敵ですよねぇ)

その後「新・エースをねらえ!」が作られると言うことで、本当に楽しみにしていたのですが、その第1回目の放送で、何!コーチの声が違う!!(野沢那智さんが悪い訳ではないけれど、やはり中田さんでなくてはならない!、、だって耳に残っているもの)、それと凡庸なアニメじゃん!、と言うことで許し難く、放送直後近くの公衆電話に、友達に新しいアニメに対する文句の電話をしに行ったのを覚えています。