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xiphioの備忘録


2011年06月25日

_ [computer] 穢翼のユースティア

で、またこんなPCゲームをやってしまいました(でもこれゲームかな?)。昨晩やっと終了。

最近発売のソフトの中でとても評判が良かったのがその理由ですが、、予想違わない見事な出来です。まずやり始めて15分ぐらいですぐ、シナリオの出来の良さに全体の良さも知れました。私は知らなかったのですが、製作のオーガストと言う会社は、とても有名らしいですね。

細やかさや完備さでは、以前やった「eden*」の方が見事だとは思いますが、この物語とにかく色々な要素が盛りだくさんです。それでいて、何とかキチンと一つの話に纏めていますし、各々の台詞の切れ味もとても魅力的で良いです。意外と難しい単語も平気で出てくるので、若い人は日本語の勉強にもなるかも、、でも、タイトルの「穢翼」ってのは私も読めなかった、制作者側では「あいよく」と読ませているけど、ちょっと調べてみても此はどうも無理矢理な気がします。また、意味は普通にとると「汚れた翼」となりますが、それはどうなんでしょう。そう言えばこの漢字、「ナルト」に出てくる「穢土転生」でも使われていますね、こちらは読みも意味も素直にその通りですが。

最初は単なる異世界ファンタジー物かなとも思ったのですが、その素地の上に、階層社会派物、友情物、任侠物、聖女萌、王女萌、怪奇譚、政治抗争物、兄弟葛藤、姉萌&妹萌(メルトは姉、ティアは妹という事で)、って超盛りだくさんです。おじさんとしては、少女萌よりも、男どうしの友情&任侠っぽい所に惹かれましたかねぇ。

いつもの悪い癖で、終わった後、「此処が、やっぱりおかしい!」とか「こうすればもっと良いシナリオになったのにぃ」、とか思う事しきりですが、総じて定価で買って悔い無しの作品だと思います。全部やるのに時間が結構かかるので(それだけ丁寧とも言えます)、忙しい人は睡眠時間が無くなってしまうのが、最大の欠点です(なかなか途中では止められない)。

音楽も、歌が4曲も有りやはり豪華。どれも良い曲で、お話が終わった後も楽しませてもらっています(特にエンディングの2曲)。でも、やはりいかにもそれ風な曲でして、「きみなご」の水月さんの1曲にはかなわないかな。

_ [wine] Ch. Leoville Barton 1982

今宵のワインは、表記のレオヴィル・バルトン82です。非常に良かったです。やはり思うに、82は61以降最良のヴィンテージですね。90よりは確実に私の好みです。00とか05とかは飲んでいないので知りませんが、時を置いてこれほど見事になる物なのでしょうか?。