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xiphioの備忘録


2012年08月17日

_ [wine] Nuits St. Georges "Clos des Argillieres" 1973 (Leroy)

ずいぶん昔に買った、ネゴシアン・ルロアのニュイ・サン・ジョルジュ1973です。記録によれば購入は1996年ですね。その少し前くらいから、ネゴシアン・ルロアの69とかの古いワインが数種ずいぶん出てまして、色々買って結構飲んだ記憶があります。ただこのNSGの73はあまり出なかったですし、それに73ってヴィンテージはとても珍しいので、73生まれの人が居るかも、と思い飲まないでおいたワインです。画像の説明

夏なんで、古くて軽めのワイン、と言う事でこのワインを開けてみました。確かに結構軽いですが、痛んだところも全くなく、非常にすばらしいワインでした。ネゴシアン物なので、どっかのドメーヌでずっと保管されていた古いワインを見つけてきて、それを購入し自社のラベルをつけて売ったのかと思ったのですが(よくある話です)、驚いたことにコルクにルロアの名前が入っています。

リコルクの形跡はありませんから、ドメーヌ物では無いとしても、少なくても瓶詰めからルロアのワインとして作られた物であることがわかります。このヴィンテージにして、この見事で素敵なテイストはそれなりの経歴を持っていることで、いくらか理解できますね。

でも、このワインが6千円ほど、、当時、ルロアが出しているのでワイン自体は大丈夫だとは思っていましたが、ヴィンテージを考え合わせてあまり買わなかったのが残念です。

追記: 後でボトル後ろを見てみたら、裏ラベルがあって、「このワインはルロアによってセレクト、瓶詰め、熟成されたワインです」と枠で囲ってキチンと書いてありました。

_ [wine] Seyssel cuvee de l'Abbaye 2008 (Martine et Bernard MOLLEX)

ついでなので、つい先日飲んだワインで、今年3月にサヴォア地方のワインの作り手を訪問した際に買ってきたセイシェルのワインです。画像の説明

この度のサヴォア訪問で、とりわけ印象に残ったのが、このセイシェルの町の佇まいです。谷間の静かな小さな綺麗な町で、こんな所で暫く過ごしてみたいと思いました。

サヴォアで買ったワインは、同行した娘のスーツケースに入れてもらい持って帰りましたが、もう殆ど飲んでしまいました。(たぶん)一番良いと思われるマレステルを最後に残して、このセイシェルのワインを飲んでみました。確か、訪問したこの作り手のラインナップの中で、白ワインとしては一番高価なモノだと思うのですが、販売価格は何と5.7ユーロ600円弱です(その時写真に撮った価格表で確認しました)。

それで、このワインとても美味しかったです。3千円でも悪くないとおもいますし、千円以下のワインとしても破格に良いと思います。今まで飲んでしまった、持って帰ったワインの中で一番美味しかったです。

やはりセイシェル、もう一度行ってみたいですね。セルン(CERN)が本当にすぐ近くなので、そちらの見学も兼ねたいです。