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xiphioの備忘録


2013年01月02日

_ [wine] Chateau Longueville 1959

ラベルには、"au BARON de PICHON-LONGUEVILLE"ともありまして、通常私たちがピション=バロンと言っているワインの事です。私の生まれ年のこのワインは、あぁ懐かしや、89年に新婚旅行に行った時に、パリで買った物です。画像の説明

新婚旅行はロンドン・ウィーン・パリの三都周遊で、旅行会社にお願いして各宵、可能な限りコンサートのチケットを手配してもらいました。確かロンドンではゲルバーのピアノソロとワルキューレ、ウィーンではムジークフェラインザールでアルバンベルグSQでシュニトケの新作のSQ、パリでは、あれ、何だっけかな?、でも当時パリには友人が居たので二度ほど一緒に食事に行きました。それとワイン商のニコラに行きましたねぇ(もう無い様ですが)。その当時、ニコララベルの古いボルドーワインって、我々でも何回かお目にかかっていましたので、行くのを楽しみにしていました。

地下に降りていって、古いワインが沢山あるのにびっくりしました。今日のピションバロンは、その時にニコラで買ったワインですね。確か5、6本買ったので、送ってもらった筈です。その時その地下セラーには、一ケース入りの荷造り済みで発送待ちの荷物が何個もあって、発送先がどれも日本だったのにびっくりした記憶があります。当時、私はそう何本も買えなかったのですが、、。

それで、この59のワイン(残念ながらニコララベルではありませんが)、開栓時はコルクもしっかりしていて期待大、しかしながらテイストはまぁ普通って所でしょうか、古酒としてはとても健全で真っ当ではあるけれど、華がなく広い世界も見えないのがちょい残念。でもまぁ良いのです、今宵は二十数年前を思い出しつつ昔話をしたかったのですから、、このワインを購入した時のことをあれこれ思い出しなら、少々酔ってゆく、、まぁ正月ならではのシチュエーションですね。