2013年04月10日
_ [wine] Griotte Chambertin 1992 (Claude Dugat)
クロード・デュガで、一番有名であって、一番手に入りにくいのがグリオットでしょう。今は、主にその値付けのせいではありますが。私が唯一買っていたのが、このワインです。92のブルゴーニュですが、ここらは結構飲んだはずなのですが、総じてあまり良い印象はありません。その印象と記憶の中では、今回の92のグリオットは特別に素晴らしいです。
今、デュガのグリオットって幾らするんでしょう、ってその前に売っているのさえあまり見た事が有りませんから。私の記憶では、ここらのワインって93から一気に高くなったんですよね。それまでの91と92があまり良くないと言われていた事にも依るかもしれませんが。恐るべき事に、私はこのワインを95年に、何と6400円で買っています。
先にも記しましたが、私の中では92のブルゴーニュはあまり良くないです。世紀が変わってからは、どことも作り手さえ良ければあまり気にする必要は無くなった気がしますが、過去の経験上からもどうも92には良い印象が有りません。その中で、流石というか、このグリオットは、熟成はしているのですが、痩せてなくて見事な熟成ブルゴーニュのフォルムを見せてくれます。
なんだか、以前に飲んだ、91のヴォギュエのミュジニーを思い出します、あれも悪い年ながら、「ウソ!」と言うほど美味しかったです。今回も、あれには及ばないかもしれませんが、素晴らしいものでした。
デュガのグリオットって、やっぱり本当においしんだぁ、、って、今になってやっと知ることが出来るとは、、情けない事なのか、幸せな事なのか、、、、きっと後者でしょうけど。