2013年06月18日
_ [Traveler's diary] ポルトガル旅行(3):シントラ見学とファドその2
この日は、夜のファドハウスに行く時だけガイドをお願いしてある。当初は、一人で自由にゆっくりしたい為にそうしたのだけど、この日は天気があまり優れない。少々雨模様だし、フランスに留学中の娘もポルトガルに観光の為に来ているので、相談の上、シントラに行くことにする。
シントラにはホテルのすぐ隣の駅からシントラ行きの電車で4、50分と言うところ。切符を買ったり、バスの券を買ったり、行き先訊いたりの諸々を、英語とスペイン語がそこそこ出来る娘に任せたので少々楽、お金を払うのはこちらですが。シントラも少々霧にかすんでいて、一番上のお城からは霧しか見えなかった。晴れていれば、印象も少しは変わったかな。
シントラから帰って来て、もう午後3時頃と少し遅いけど、娘がシーフードの昼食が食べたいと言うので、ホテルの人に聞いてもらって行く。私は食べないつもりだったけど、メニューにエビ入りオムレツを見つけたので、頼んでみた。安心できる普通の味で、美味しかった。
その後、私は夜に備えて、ホテルでしばし睡眠。やはり午後8時に、ホテルにて日本人アシスタントの人と待ち合わせの予定。海外で自由に暮らしている日本人って、女性の割合が多いと思うので、来るのも女の人かなと思っていたら、意外にも男の人だった。で、話してみると、なかなか味のある良い人で、良かった。
以前インターネットで、ファドについての情報収集をちょっとしてみた事があった。地元徳島は、ポルトガルと縁が深く、昔、何とミージアが来県して歌った事があり、私も聴きに行った(彼女のCDは6枚も持っている)。そこらからMTECとかに行って、日本で活躍しているファド歌手、津森久美子さんのホームページをブックマークして、時折見ていた。私がポルトガルに出発する少し前に、彼女のHPを見てみると、津森さんも丁度6月いっぱいポルトガルに滞在するとの書き込みがあった。リスボンのファドハウスで歌うともあり、是非歌もお聴きしたいと思い、ご連絡したところ丁寧なお返事を戴き、お店も予約して戴いた。
この日の夜は、その津森さんに予約して戴いた、彼女も歌うファドハウス"Velho Pateo de Sant’Ana"に行く。初めて実際にお会いした津森さんは、想像通り(いやそれ以上)のとても素敵な方だった。このファドハウスもとても良い店で、歌手も皆さん、とても上手い。昨日のファドハウスは雰囲気はとても良かったけれど、歌手の質はこちらが上かも。歌は確か9時過ぎくらいから始まって、4、5回有って、終わったのが12時位だった。津森さんは、今回ポルトガルでレコーディングもされ、新CDが秋に発売との事。これも、楽しみな事だ。