2013年06月20日
_ [Traveler's diary] ポルトガル旅行(5):ブサコからポルトへ、ポルト観光
朝、ブサコの森を散歩する。
後でこのホテルについての色々な記述を読んでみたのだけど、このホテルはそれほど評判が良くない。以前ちょっと調べた、日本からのツアーにもこのホテルが組み込まれていたし、この日のお客も殆どが観光バスで乗り付けた団体客(どっかのロータリークラブだった)であり、ツアー観光客には定番の宿の様だ。実際、私の様にこの機会にポルトガルに行った同じクラブの人も、ここに泊まったらしい。でも、余り良い様には言っていなかった。確かにとても豪華で壮麗であるパレスも、細かく周囲を見れば、傷んでいながら修繕されずに放置されている箇所も多い。
それでもここは、私には想像以上の素晴らしい場所だった。とにかく周辺の、遺跡とも思える様な昔の修道士たちの遺構が点在する、深い森がとりわけ美しい。
出発は少し遅くして、朝食後、昨日とは違う方向に散策に行く。こちらには遺構が多く、とりわけ興味深い。右の写真は、そのときの崩れかかった遺構の脇の道。写真では分かりづらいが、小道の中央部には小さな白い花が沢山ずっと続いて咲いている、、フラワーロード!。花を踏むのが惜しくて、先には行けなかった。
意外な事に、ブサコパレスホテルは宿泊料も割と安い。私は1万2千円ほどだったし、安く予約出来る所を探した娘は、85ユーロだったらしい。いつかこの時期に、ここで数日滞在できれば、と思っている。その為だけに、またポルトガルに行くのも良い。
その後タクシーにて、当初コインブラB駅まで行く予定だったけど、運転手がポルトに行くんだったら、、と交渉してくる。ポルトのホテルまでだと130ユーロとの事。ブサコホテルの話では、ポルトまでタクシーで行くと150と聞いていたけど、もう少し交渉して120で行って貰うことにした。でも実際行ってみると、メーターでも130ちょいだったので、130ユーロはほとんど正規料金だったのね。でも120ユーロで、乗り換え無しでポルトのホテルまで行けるのは、結構ありがたい。
ポルトでのホテルは「インファンテ・デ・サグレス・ホテル」。ポルト中心地に近く、大変便利な場所。しかしネット接続のWiFiが有料なのは困った物だ。追加料金を払う気になれず、2日間はネット接続無しだった。後からホテルを取った娘は、すぐ近くの安ホテルだけど、ネット接続はタダらしい。
娘の先導で観光、少々疲れた。夜は、やはり娘の調べたお薦めのワインバーレストランに食事に行く。最初考えていた所は、行ってみると、キッチンの故障で本日は料理が出来ないとのとの事でクローズとの事。とても良さそうな近くのワインバーにゆく。狭い店で、店内はいっぱい。まもなく、外のカウンターが空いたのでそこで飲む。
外のカウンターと言っても、実際は店の前の石垣の上に、コの字にスチールのカバーを取り付けて、それをテーブルとしている。その前に椅子を置いて、屋外カウンターとしている。ただしそこがドウロ河に面したテラスで、非常に見晴らしが良く、気分も良い。
ワインリストには、ポルトガルのワインばかり、かなりな種類のワインが何ページにもわたって載っている。でも、ポルト以外は、エリアは分かるは銘柄は全く分からない。長らくワインを飲んでいるけど、ワインリストを前にして初めて「どれ選んだら良いか分からない状態」になってしまった。
結局「最近の評判の良い作り手のワイン」、と言うことで選んでもらった。ここは火を使った料理が無く、主に乾き物とワインの夕食になってしまった。料理は無きに等しいが、ワインもそこそこ良かったし、何しろ見晴らしと風が気持ちよいので、非常に気分がよい。