2013年11月27日
_ [wine] Felton Road Pinot Noir Block3 1999
知っている人は確かに聞いた事がある、NZのピノでは最初に有名になって、極めて入手難になったフェルトン・ロードのBlock3です。現在ではBlock5とかも有り、生産量もそれなりに増えたみたいなので、フェルトン・ロードのピノを飲むのはそれほど大変では無いかと思います(Block3は見かけないけど)。事実、数日前、表参道の某ワインバーで、クメウのシャルドネ(これまた懐かしい、でもやはり素晴らしい!、今でもNZ最良のシャルドネでは?)の後に、フェルトン・ロードのピノを飲みました。それで、その記憶が有る内に、前々から飲みたいと思って居た、結構昔に買った99のブロック3を開けてみました。
購入は2000年、私がNZワインを集中的に買っていた時期に、NZのクイーンズ・タウンの酒屋さんに特別にリクエストして仕入れてもらったワインです(当然通販のリストなんかには入っていないので)。価格は当時の事ですから安いです。原価NZ$90、入手に要した価格は6千円程と記録して有ります。ちなみにNZ$90は、当時のNZワインとしては破格に高いワインです。
そのテイストですが、まず、先日飲んだ最近のヴィンテージのフェルトン・ロードのピノの延長線上です。10年ほどヴィンテージは違いますが、あまりぶれていません。加えて、私が認識する、NZのピノのテイストそのままとも言えます。アフターに、ちょっと甘いフルーツ風味が有るのが、ちょっと特徴的です。そこらは、今まで飲んだ事がある、良いNZのピノ(ペガサスベイとか)と同じ範疇のテイストとと言ってしまって良いと思います。
NZのワインって、カベルネやメルロ主体のボルドースタイルのワインに関しては、カリフォルニアやオーストラリアと違って、割とボルドーっぽい所が有るのですが、さすがにピノとなると、ブルゴーニュとは全然違う印象です。またオレゴンやワシントンとも違うし、また独自なワインって気がします(それほど種類を飲んでいないので、偉そーな事は言えませんが)。