2014年04月02日
_ [wine] Clos Saint Denis 1997 (Dom. Hubert Moret)
全く聞いたことがないドメーヌだけど、特級クロ・サン・ドニの1997が何と6千円少々と言う超破格値だったので、昨年暮れに買ったワインです。
ほぼ4ヶ月寝かして開けてみましたが、結構熟成が進んでいて若干軽めですが、ワインは悪くないと思います。まぁ流石に、特に深遠と言うわけでは有りませんが、そんなワインはトップのごく一部です。じっくり飲むと、特級畑の片鱗も見えますし、この価格で買えるなら充分以上です。
開けて飲みながら、このドメーヌの事を調べてみようと、検索してみましたが、ドメーヌの情報は殆ど無く、代わりに同じワインの試飲レポートが2件ほど見つかりました。それを読む限り評価はあまりよろしくないみたいですが、それほど気張らずに、まぁ素直に普通に作った97って所で、それはそれでまずまず良いのでは、と思います。
見解の相違の理由としては(1)個人の好みの問題、(2)ボトル差、(3)前出レポートは購入後すぐ飲んだと思えるが、当方は4ヶ月ほど寝かせた、(4)飲み方の差(私は一人で2時間半程かけて飲む)、などが考えられます。
あまり寒くてセラー内でも10度近くなりますと、飲む時にはシャンブレに時間がかかったり色々面倒ですが、このところ少しばかり暖かくなって来たせいか、ちょっと良いめのワインを幾らか開けています。中でも美味しかったのは一応写真を撮りましたので、飲んだのは3月ですが、ここでまとめてUPしておきます。(最近、何飲んだかすぐ忘れてしまうのです)
Chateau Ducru Beaucaillou 1982
Barolo 1967 (Oddero)
Mazis Chambertin 1983 (Leroy)
いつ飲んでも、82のボルドーは素晴らしいです。在庫ワインの管理はカードでしていますが、開栓済みの本数を数えてみると、この82のデュクリュは何ともう10本も飲んでいます。で、これが11本目です!、そんなに飲んだかなぁ、と言うのが正直な感想です(困ったことに、殆ど覚えていない)。今が一番の飲み頃で、この先も長く素晴らしい状態が続くでしょう。
デュクリュ82とルロア83は共に1995年入庫なので、うちのセラーにて20年近く保管した物ですが、バローロ67は昨年買った物。昔は、バローロってあまり買わなかったので、時折こういう古いワインが売りに出るのは嬉しいです。オッデーロは、派手さは有りませんが、昔っからのクラッシックな作り手ですね。暫く前、イタリアに行ったとき、ローマのレストランでオッデーロを飲んだのを思い出します。
ルロアのマジ・シャンベルタン83は、ドメーヌ物だと思っていたのですが、ラベルをよく見るとネゴシアン物ですね。同じ年の、ドメーヌ物のクロ・ヴジョは確か蝋封だったと思いますが、これは普通のキャップでしたし。最初は確か赤だったと思っていたのですが、どうも私の記憶が間違っていたみたいです。困った物です。
このワインは、アメリカ向けに出荷された物らしく、裏の説明書きが英語になっています。当時のルロアの裏書きがどうなっているかの資料的な事もあり、字が読めるように大きな画像でUPします。