2015年08月05日
_ [wine] Chambertin 2003 (Dom. A.Rousseau)
暑い夏です、今年はフランスも2003年以来の大変な酷暑らしいです。私は日本での事はよく覚えていませんが、ヨーロッパの各ワイン産地の春から秋にかけて気候は、(何となくですが)結構憶えているものです。とりわけ2003年のフランスは、本当に暑かった事を何度も聞きました。「畑で葡萄が焼けている」との表現も有りましたね。
その03、ヌーボーなんかは、どれも結構美味しかったです。しかし通常の、所謂高級ワインでは、暑くて濃くなりすぎで、その結果フィネスに欠けるワインに成るんじゃないかと予想して、私は買うのを極力避けていました。しかしルソーのシャンベルタンが複数本たまたま買う事ができたので、これは買っておきました。まだ、1本も飲んで居なかったのですが、「暑い夏」つながりで、本日開けてみることにしました。
最初の一口、美味しいです!。果実実が豊かで綺麗で、とても素直に美味しいです。早いかとも思いましたが、既に充分飲み頃です。果実実が前面に出てくるのは03のヴィンテージの特徴かも知れませんが、しかし、かいといって不用意に濃い訳ではなくて、全体のバランスもとても良いです。流石はルソーと言うべきでしょうか。
この所、一人でワイン1本は飲めず、必ず1/4か1/5ほどは残してしまうのですが、このワインはあっという間に1本飲んでしまいました。ルソーのシャンベルタンですから美味しいのは当たり前かも知れませんが、特別な大物感と言う点は幾らか希薄だったものの、やはり凄く良かったです(入手難と、現在の価格を考えなければ、です)。