2015年08月28日
_ [wine] Bonnes Mares 2004 (Dom. G. Roumier)
朝、山本さんのワインレポートで「飲みごろの除梗2004、クロード・デュガのシャルム・シャンベルタン」という記事を読みました。04はまだ殆ど飲んでいないけど、確かにルロアなんかは村名に落とすのが妥当と思われるウィークさが有りましたね。「これは他も飲んでみるべきかも」と思い探したところ、04はあまり無いのですが、なんとルーミエのボンヌマールを1ケース買っていたので、初めて開けてみました。
04は白は美味しいのですけどねぇ、赤は殆ど飲んでいないのであまり印象はありません。山本さんのレポートには「ビオディナミで全房発酵で造るドメーヌは、レディ・バグに悩まされた。」とあります。レディ・バグって「てんとう虫」の事らしいですが、アブラ虫とかてんとう虫とか、そういう虫が多かったのでしょう。
ワインは、開栓時から「何かやっぱルミエ」です。変に重くないし、外観は綺麗でエレガント、基本とても美しいワインです。「え、もう飲み頃?」と思いながら飲みつつも、最初は「グランクリュ」の特別さはあまり感じませんでした。でも開栓後1時間で、テイストの土台部分にストラクチャーと複雑さがくっきり出てきて極めて魅力的。そして、1時間半経つと、その上にあのルミエ独特な広く柔らかなエレガンスを纏い、美しき事この上ないワインに仕上がりました。やっぱり、凄く素敵ですね、だから、ルミエは高くても皆欲しがるのです。(通常ルミエのグランクリュは、飲むワインとして買える値段から、かなりかけ離れていると思いますが、、)
しかしながら、こういうワインを、ワイン会か何かで、数人で開栓後1時間以内に飲んでしまっては、もう本当に「もったいない」以外のなにものでも無い気がします。逆に、これほどのワインを、一人で寂しく飲んで居る私も、結構情けない気がしますが、、