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xiphioの備忘録


2016年06月15日

_ [wine] Chambertin Clos de Beze 1995 (Dom. Armand Rousseau)

良いです、開栓してすぐから、とても良いです。テイストに複雑さやふくよかさもあり、またアフターが凄く綺麗でいて、とてもとても長い。とても見事なクロ・ド・ベーズです。(本日、飲みながらのライブでの感想となります)画像の説明

色から見るとそろそろもう飲み頃で、とても良い感じで熟成しているブルゴーニュです。ルソーの95は初めてかと思います。94は同じクロ・ド・ベーズを、2度ほど飲んでいると思います。94は流石に立派でありまがら少し痩せている印象もありましたが、この95はその上に豊かさと悦楽がありますね。

30分ほど経ちますと、ワインがシュンとまとまってきた感じで、ピュアさや、一本、こう、筋の通ったテイストも感じられて、ますます見事です。香りはかぐわしく甘く立ち、テイストも最初の頃の少しバラバラな所在から、一つの銀河を構成するが如くに変貌して見事、まるで壮麗な構築物を見るようです。

開栓後一時間、香りは引き続き十全ですが、テイストのフォルムの細部は少し崩れてきたかも知れません。でも、飲んで美味しい事には変わり有りません。

ワイン会などで複数人でワインを飲む場合、ここまで細やかな追随は出来無い事と思います。大概のワインでは、同様で済むのでしょうが、今日の様なワインでは、それでは少し可哀想な気がします。