2016年07月04日
_ [computer] Broadwell-E i7-6850K + X99M Killer/3.1 + Samsung 950PRO(M.2 NVMe PCIe3.0x4)
先にも書いたとおり、新CPUのBroadwell-Eでパソコンを作るつもりでパーツを集めましたが、後マザーボードだけ待っている状況でした。元々X99搭載のMicro-ATXは種類が少ないのですが、ASUSなどは最近発売のマザーでも、M.2がPCIe3x4に未だに対応していないので(何でだろう!)、事実上ASrockのX99M-ExtremeかX99M-Killerしか有りません。で、X99M-ExtremeはHaswell-Eで既に使っているので、X99M-Killer狙いでした。
ASRockのマザーで、Broadwell-Eに対応するのはBIOSがVer3以上らしいので、対応の物が出るのを暫く待っていたのですが、、、どうも未だに出て居ないようです。しかしさすがにもう待ちきれないので、「多分以前の在庫品で、Broadwell-E未対応品だろうなぁ」と思いながらも、注文してしまいました。ただし、USB3.1に対応した方の"X99M Killer/3.1"にしてみました。
先日届きまして箱の表記を良く見てみましたが、やはりどうも未対応の様です(何たって、未だに「Win8.1対応」とか書いてあるし)。それでも念のため試してみましたが、やはりBroadwell-Eでは起動しません。仕方がないので諦めて、現在使用中のHaswell-Eのパソコンをばらして、CPUを取り出して、これで起動。その後、BIOSを最新のVer3.4にアップデートして、やっとBroadwell-Eにての起動を確認しました。
上記一連の動作確認の為に、以前秋葉原で買ったのだけど使わないので仕舞ってあった、アクリル板の検証台が役にたちました。アクリル板に穴を開けただけの簡便な物で、スペーサーを自分でネジ止めして、マザーボード台にするだけなのですが、こんな場合には結構便利。
CPUを交換する度に、何度もCPUファンを取り付けたり外したり、一旦ばらしたHaswell-Eのパソコンもまた組立なおしたりと、昨夜一晩かかりましたが、無事BIOSのアップデートでBroadwell-Eの起動し、続けてビデオカード、メモリ、M.2SSDなどの動作確認も済ませました。
今日はもうこれをケースに組み立てるだけと、甘く見ていたのですが、RIJINTEKのケースに用意してあったケースファンを取り付け、あと電源を設置し、マザーボードを入れてみた所で、動作確認してみた所、、、電源が入らない!。背面配線にするために電源ケーブルを強く曲げたので、コネクタとの接触が悪いのかと、何度も試してもダメ、電源をチェックしてみても正常、「え、マザー壊れちゃった?」と思っても、色々やっているとごくたまに起動する、、他の配線外しても同じ、もう訳わからんがやっぱりマザーが原因かと、、正直かなり焦りました。
原因は、マザーボードの取り付けネジを、仮止めのつもりで軽くしか締めてなかった事。その為にマザーボードが浮いて、どうやら何処かの出力端子が、バックパネルと接してショートしていた模様。マザーボードをキチンと取り付けると、問題は無くなりました。でも、いやしかし、パソコン組立はもう充分慣れている筈だし、自身もそう思っていたのですが、まだまだ駄目ですね、今回はかなり汗をかきました。
今回のパソコンの構成パーツは以下の通りです。
CPU : Intel Broadwell-E i7-6850K
Mother Board : ASRock X99M Killer/3.1
Memory : crucual DDR4 16GBx4 64GB KIT
Video : ZOTAC Geforce GTX 960 Single Fan 4GB ZTGTX96-4GD5R02
SSD : Samsung 950 PRO M.2 NVMe 256G
Case : RAIJINTEK STYX Black OR200025
CPU Cooler : CRYORIG H5 Universal
Case FAN : Enermax TwisterPressure 12cm PWM制御
Power Unit : 玄人志向 KRPW-TI700W/94+ 700W TITANIUM認証
上記パーツ選定の理由です。Broadwell-Eの上位CPUはメニーコアでかなり高価になりますので、私では手が出ません。せめてクロックが少しでも高いi7-6850Kです。ビデオカードは、DP1.2で三面が出せるように、DPが3つ有るカードを探しました。ちょっと前はそんなカード、無いか、凄く高価だった気がしますが、今では幾つも出ていますね。最も、どれもGPUはGTX950かGTX960なので、同じと言えば同じですが。
ストレージは、スピードの点からは、現在はM.2 PCIe3x4接続のNVMe対応のSSDしか選択肢になりません。今後いくつかのメーカからも対応SSDが出るようですが、現在ではSamsung 950PROしか無いです。このM.2 SSDは前のSkylakeのパソコンでも採用したので、出来るならば今回はこのRAID-0に挑戦したかったのですが、M.2 NVMe RAIDに対応するのはSkylake世代以降だそうなので、Skylake-Eまで待たなければなりません。
マザーボードの選定は前述の通りです。ケースは、サイドフローのCPUクーラーが使えて、かつ小さい物、と言う事で、最近RAIJINTEKから出たSTYXにしました。各色有るのがRAIJITEKの特徴でして、通常ショップとかで扱っているのは青色などが多いのですが、探して黒にしました。
基本、出来るだけシンプルな構成にするのが好みなので、電源は余計なケーブルを付けなくて良いプラグイン式で、効率の良い物を選びます。価格まで考えると、毎回同じ物になりそうなので、今回は700Wと少々大きすぎるのですが、玄人志向のTITANIUM認証の物にしました。CPUクーラーは、先のHasewll-Eでも使ったし、評判も良いみたいなのでCRYORIG H5にしました。
実際に届いた各パーツを組んでみて、概ねは事前の予測通りですが、PCIe3x4のM.2を持っているMicroATXが、現在ASRockのモデルしか無いと言うのは、どうかと思います。大概のパーツは使った事が有る物か、その類似の物なので安心できるものでした。GTX960のビデオカードは、ゲームをしない者としてはもったいないグレードの物ですが、明らかに進化を感じるものでさすがに安定しています。先に、ASRockのマザーボードZ170 Gaming-ITX/acで、HDMI2.0の4K@60Hzがまともに出力できないトラブルがあり、その時はアイオーデータのモニタの方を疑いましたが、このカードですと問題なく映っています。
RAIJNTEKのSTYXは、ネジでパネルが全て外れるので、そういう点で作りやすいとても良いケースだと思うのですが、一つ注文を付けるとすると、電源と基板の配置がちょっと近くて、背面配線にするために、ATX電源ケーブルを直ぐ裏に折り込みたいのですが、電源が近くて隙間が無く出来ません。前面近くのスリム光学ドライブのスペースなんか必要ないので、その分電源を前に出来ると楽に背面配線が出来て、綺麗に仕上がるのに残念です。それと、上部が少し空きすぎです。もっと高さを抑えたサイズにする事が出来るはずです。これは恐らく、水冷CPUクーラーの冷却ユニットを取り付ける為でしょうけど、それだったらCPUの上部が空きますので、そこに電源を配置するケースを私なら使います。それと、製造時に締めすぎたせいでしょう、ネジが馬鹿になって居る所が2カ所有りました。
新CPUで早いと言っても、今使っているHaswell-Eと大きく変わるはずも無く、後で考えると、結局楽しいのは、パーツを選んでいる時と、作っている時です。すんなり組み上がらずに、トラブったのも今となっては楽しみだったのかも。