2016年07月13日
_ [wine] Chateau de Fonsalette Reserve 2005
最近何故か、超絶入手難になってしまったラヤスですが、そのラヤスが作るACコート・デュ・ローヌがシャトー・ド・フォンサレットです。インポーターの記載によると「フォンサレットはオランジュの町の北のラグランド パレオル村にあり」とありますね。
以前私が、ローヌ地方にラヤスを訪ねていった時(2011年3月)あたりまでは、探せば何とか買えていたシャトー・ラヤスですが、有名レア物ブルゴーニュじゃありませんが、このところ急に入手難になってしまいました。以前はフォンサレットなんて、セカンドいやサード扱いで見向きもしなかったのですが、あっという間にフォンサ以下しか、いや最近ではこれさえなかなか買えなくなってしまいました。この間行った、ゲタリアのレストランでも、ラヤスはフォンサレットに至るまで全て出てしまった、と言っていました。
ラヤスは何度か飲んでいますが(何時もながら、とても好きです)、ピニャンも、ファンサレットさえまだ飲んだ事が有りません。もっと以前、とあるワインバーで、ラヤスが作っている、と言うワインを飲んだ事が有りますが、フォンサレットやピアラードでは無くシャトー・デ・トゥールだと思うのですが、そこははっきりとは記憶にありません。そこで在庫でフォンサレットを探してみた所、05が1本だけ有ったので、開けてみました。
開けて飲んで驚き、、これもなかなか美味しいです。グルナッシュ好きとしては、サンソーやシラーが合計半分ほど入っているのでちょっと避けていたのですが、、。こんなんだったら、安く買える内にもっと買っておけば良かったかな、とちょっと後悔。タイプはやはりセパージュが違うこともあり、ラヤスのニュフとはちょっと違います。でもACコート・デュ・ローヌで良くある様な、荒さなど全くありません。良質なブルゴーニュとボルドーを混ぜてその良いとこ取りしたみたいな感じで、少し力強いこくが有りながらも、とても洗練されていてエレガンスが有ります、やはり美味しいです。
ラヤスと言えば、変人と謳われた故ジャック・レイノー氏がとても有名ですが、当代のエマニュエル・レイノー氏の手腕も、先代をしのぐばかりの素晴らしさだと思います。(ジャック・レイノー時代のラヤスって一度しか飲んだ事無いのですが)