トップ «前の日記(2017年11月25日) 最新 次の日記(2017年12月07日)» 編集

xiphioの備忘録


2017年12月04日

_ [wine] Savigny les Beaune Les Narbantons 2000 (Dom. Leroy)

年末と言う事もあるし、それにこの間、思い切ってルロアの最近のヴィンテージのワイン(一番安いポマール・レ・ヴィーニョ、でも昔の3倍値)を買った事もあり、久しぶりにルロアのワインを開けてみました。画像の説明

最近セラーは13度位なので、15.5度まで上げた所で、今宵も、飲みながら感想を書いています、、ライブの、ワイン評論です。

色はやはり結構薄め、最初の印象は、「そうそうこんな感じ」って、本当にビオワインみたいな感じで始まるのだけど、何というか、良くあるような危うさが無い。2口目になると、ううん、やはり美味しい、チェリーっぽい果実感のあるブルゴーニュではなくて、やはりどのワインとも違う、ルロアのワインです。次になると、アフターが驚くほど長く精妙、好みによって分かれるかも知れませんが、私にとっては、まぁとんでもなく素晴らしいワインです。

室温が13度ほどしか無いので、16度位にあげてもすぐ下がるにので、暖房を少し強めにします。

ワインはとても複雑で、テイストは謂わば全方位なのですが、中でも特に旨みの方向に強いインテンスが有って、かつそれが確固としています。ですから美味しい。

このテイスト、何年か前に、ゲタリアのレストランで飲んだ、DRCのコルトンを思い出しました。あちらは若かったですが、なんかこんな感じでした。その時は、以前からのDRCのイメージと違っていたので、「若いけどこれルロアみたいじゃん、美味しい」とか何とか言った記憶がありますが、放言では無かったかと思います。

半分を少し過ぎた頃かと思います。花とかチェリーのストレートな香りじゃなくて、ビオワイン系のちょっと湿った感じだけどとても魅力的な香りが、グラスを傾けるとまずします、そしてワインを飲んて一息すると、その報復のように、様々な方向性を持った好ましいテイストの針が、あらゆる方向から一斉に襲ってきます。素晴らしい、、と言うより、何とも恐ろしい。

ただまぁ、これだけ秀でていると、何かと一緒というのは、なかなか難しいと言うよりもったいないでしょうね。これはこれだけで味わうべき物かもしれません、、でも、そういう意味では、ワインを超えていますね。