2021年03月09日
_ [audio] 10MHz ルビジウム・マスタークロックの作成(2台目)
新しいDACを買って、またDDコンバータも追加したので、NT-5050は別の所に移す事になるのですが、そうするとそれに伴ってもう一台10MHzのクロックジェネレータが必要になります。NT-505は単体でも良いDACですが、だてに10MHzクロック入力端子が付いている訳ではありません、クロックを入れますとかなり変わります。
最近はGPSを利用した10MHzクロックジェネレータが安く出回っていますが、良くは判りませんが、余所に頼るのはイマイチ信用できません。前回は、その当時中古のルビジウム発振器がかなり出回っていまして、オークションで調整&測定済みの物を落札し、それを利用して自作したのですが、動作も安定していますし、何より効果がありました。Gustard A22を考え始めた昨年、いずれは必要になるかも、と思い検索した所、以前オークションで買った方が、最後の一台とかで出品されていたので、同じ方から再び同じタイプのルビジウム発振器を購入しておきました。(以前は、中古のルビジウムがあちらこちらで安く売られていたのですが、今は殆ど見かけませんね。昨年の内に買っておいて良かったです。)
それを出してきまして、2台目のマスタークロックジェネレータを作りました(とは言っても、実際はケースに入れて、電源と出力の配線をするだけですが)。ケースは前回使用したタカチのケースが丁度ピッタリだったので、全く同じケースを購入しました。表示のLEDは前回買った物が2個ロットだったので、1個余っていましたし、BNCもDCプラグも前回作った時の余りが有ったので、実質買った物はケースだけです。
前は電源(DC15V)まで自作しまして、それが最初は目論見違いでうまく行かず、少々時間がかかったのですが、その折りに、このDC15Vの電源は、多く流通している無線機用のリニア電源(DC13.5V)を流用すれば、至極簡単と言う事が分かっていました。
既に当時オークションで何台か買ってありましたので、その中から小さめの物を取り出してきまして、内部の半固定抵抗で出力を15Vに調整して、それでOKです。少し古めの中古品なので、一応中を見て、電解コンデンサでも交換できるかな、と思いましたが、手元に無い物なので今はそのままです。その内交換しようと思います。整流器など他の部品は、出力電流がほぼ一定の用途ですし、あまり交換する必要は無いかもしれません。
この電源、一応裏面には4Aと書いてあるのですが、ヒートシンクも小さいので連続ではとても無理でしょう。連続で2A弱の使用になるので、少し心配ではあります。