2022年06月17日
_ [computer] Gmail を利用したMail送信の設定変更
最近になって、セラーの温度管理ログの報告が、Mailで届いていない事に気がつきました。RaspberryPiにて温度を計測し、午前0時過ぎに、Mailが来る様にしてあったのですが、調べてみると、今月になってから来ていません。
Mailの配信にはGmailのSMTPサーバーを利用していまして、Googleのセキュリティの取り決め変更によって、使用できなくなる事が以前にもありましたので、恐らくそれが原因であろうと、見てみますと、案の定、
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安全性の低いアプリと Google アカウント
アカウントを安全に保つため、2022 年 5 月 30 日より、Google は、ユーザー名とパスワードのみで Google アカウントにログインするサードパーティ製のアプリとデバイスについてサポートを終了いたします。
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との事です。
以前は、その「安全性の低いアプリ」を使用可能にする事で、何とかやっていたのですが、6月から全面的に中止になった様です。
対応として、代わりに「アプリパスワード」を作り、こちらでアクセス出来る様なので、やってみました。
まず、グーグルの「アカウント管理」から、「セキュリティ」を選び、2段階認証を有効化します。
その後、やはり「セキュリティ」に入り直すと、[Google へのログイン]で [アプリ パスワード]の項が出て来ますので、選択。
[アプリを選択] で「メール」を選び、[デバイスを選択]では、追加でたとえば"RaspberryPi"として登録し、 [生成] をクリックしますと、16文字のパスワードが生成されました。表示は4文字づつで、間にスペースがありそうに見えますが、読みやすくするためだけみたいで、実際のパスワードは連続16文字です。
RaspberryPiのメーラーexim4の設定ファイル(/etc/exim4/passwd.client)を、このパスワードに書き換えます。
$ sudo update-exim4.conf
にて、設定を反映させれば、OKです。テストMailを送って、確認しました。
$ cat ./temper.c | mail -s testmail xxx@xxxx.xxx