2022年06月14日
_ [computer] ついに55インチ、8Kモニタ(LG製、8k・55インチTV・55NANO95JNA をPCモニタに使用)
昔、初めて4k2kの解像度で、普通に手に入れられる価格の製品(概ね10万くらいまででしょうか)を目にしたのが、USで売られていたSEIKIという中国メーカーの39インチTVでして、アマゾンUSですぐ購入して、PC用のモニタとして設置しました。しかし、その後すぐ同じメーカーの50インチのが、同じくらいの値段で出ていましたので、また購入しリプレイスして、こちらは現在もそのまま使用中です。
TV用途に続いて、その後、パソコンモニタもやっと4kの製品が出始めて、PhilipsやJapannextなどから、43インチや49インチの4kモニタで売り出され導入。現在主に仕事用では、その湾曲型49インチ4kモニタです。調べてみるともう5年前になるのですが、大きさもまぁ、このくらいあれば充分と思えるくらいで、現状あまり不便は感じていません。別環境では、正面に43インチ4k、左右に30インチ縦置の、合計3面にしていますが、これ位が一番贅沢な環境かも、と思います。
そんな中、昔から使用していたSEIKIの50インチのTV流用モニタの動作音が、少々うるさくなってきました。特に無信号時はブーンと音がします。それで、そろそろ交換かなぁ、と思い4kモニタを見てみましたが、、49インチ4kモニタ買った頃(5年前)と、変わってないばかりか、むしろ機種がなくなっている様に思えます。
私は昔からパソコンモニタは大画面指向でして、概ねその時代で一番大きい(つまり、一番情報量の多い)物を導入してきました。でも、既に普通には、43インチぐらいで充分みたいで、50インチ以上のモニタは、用途としてはサイネージ用みたいです。
で、50インチ位だと、パソコンモニタとしての製品より、TVの方が安そうです。ふと気がつけば、近くのディスカウントストアみたいなところでも、50インチ4kのTVを5万円少しで売っています。
そんなこんなで、液晶TVも見てみますと、8kのTVがなんだかすごく安くなっていました。LGかシャープなんですが、シャープの60インチが14、5万円、LGの55インチが10万円少しです。以前はもっと高かったよなぁ、と思って価格推移を見てみますと、出た頃に比べて、半額近くまで下がっていますね。8kTVと言っても、元の8kのソースが少ないですからね、以外と需要は少ないのかもしれません。
パソコン用モニタとしては、正直4kあたりで充分かと思いますが、そこは、昔から画像出力には、出来るだけハイスペックを環境を追ってきましたので、ここは、(もう必要ないかなぁ、とも思いつつも)8kモニタに移行することにしました。ただ、この大きさですと、現在49インチを使って居る場所のリプレイスしかないので、スタンドや、ビデオカードも買わないと、です。
さすがに60インチは大きすぎで入らない可能性もあるので、劇的に価格の下がっているLGの55インチにしました。こちらはPCモニタとしての導入事例も、結構報告がありまして、ある程度安心でした。
現状、パソコンのビデオカードはGTX1060なので、8K出力には、ビデオカードも変えなければいけません。動作事例では、RTX30系が殆どなので、RTX3050も考えたのですが、「ゲームはまずしない」と言いつつも、性能差と価格差を考えるとRTX3060ですね。そこで、一番安いRTX3060「ドスパラWeb限定モデル」を購入し、GTX1060と交換して、準備OKです。設置場所の関係で、スタンドも必要なので、アマゾンで6、7千円の物を購入、あと8k対応のHDMIケーブルも買っておきました。
肝心の本体「55NANO95JNA」は、価格を見ていると、この所1日に数百円程度ですが、見る度に下がっています。何処まで行くかなぁ、と数日見ていましたが、あまり意味が無い様に思えまして、10万5千円くらいで以前購入した事のあるお店から購入しました。
届いて、簡単な動作確認です。そのまま接続しただけでは4kとしか見てくれませんが、「口コミ」で教えてもらった通り、設定メニューから、
[詳細設定] => [映像] => [追加設定] => [HDMI Ultra HDディープカラー]
と進み、接続中のHDMIポートで、8Kを選べば、すぐWindowsのディスプレイ設定から、8k(7680x4320)が選択できる様になりました。
午後、結構苦労して、それまでの49インチと場所の交換をして、やっと設置完了。49インチから55インチなので1割ちょっと大きくなった感じで、最初は「大きいかなぁ」と思いましたが、1時間程で馴れました。気のせいか、8kのせいか、やはり、とても綺麗に感じます。8KのPCモニタとしても、ほぼ完全に機能しますね。各種入っているチューナーやらその他ACASとかの機能、スピーカーまで、まぁ全く使わないのですが、それでもコスパはかなりな物かと感じます。
Windowsでの拡大縮小の率ですが、いままでどのモニタでも100%で通していたのですが、流石に8k55インチで100%では小さいです。この所、老化で字も見にくくなっているので、とりあえず、今までと同じ(4kで49インチ)くらいとすると、175%の拡大ですね。それで違和感なく少し使いましたが、試しに150%にしてみました。小さいですが、何とか大丈夫でしょうかねぇ、若い頃ならこれでOK何でしょうけど、、無理そうだったら175%に戻そうかと思います。
それよりも、前の49インチが湾曲型だったからか、55インチと大きいのに、割と近めで見ているせいか(画面までほぼ1mです)、左右の端の方が何か見づらいです。フラットパネルなんですが、逆に反ってさえ見えます。これには、まだ馴れません。
追記:当初、一応モニタの下辺と机の高さとが同じになる様に設置したのですが、机からモニタまで10cm少し有るので、キーボードを叩くために少し机に被さり気味の姿勢の場合、机からモニタまで隙間が少し出来ます。それで、モニタの位置を、少し下に下げてみました。何か作業をしている場合は大丈夫ですが、椅子に座って背もたれに寄りかかった状態では、下の方が切れてしまいます。でも、ここで動画を見たりする事はないので、問題無いです。それに、モニタが全体的に下に下がって、圧迫感がずいぶん減りました。馴れてきた事もあるでしょうが、全然大きいとは思わなくなりました、、、
追記2:HDMI2の入力に、もう1台のCorei9-9900Kのパソコンを繋ぎました。マザーボードは ASUSのZ390-Iで、インテルのCPUのグラフィック出力です。4k出力が可能ですが、繋ぎますと、画面が少し広がっていまして、下辺のタスクバーも半分以上隠れてしまっています。「ディスプレイの設定」で4k、60に合わせても同様です。昔のモニタでは(普通にあった)良くあった話で、ちゃんと、左右や上下にずらしたり、広げたり縮めたりする調整項目があったのですが、どうやらこのLGの8kTVには無いようです。と言うか、最近は自動的に調整してくれるので、長い間こういう状況、見た事無いですね。
Windows10の設定からは無理みたいなので、解決法を検索してみると、CPU内蔵のインテルグラフィックの場合、インテル・グラフィックス・コントロールと言うのから調整できるようです。探したところ見当たらないので、デバイスマネージャーから、ドライバの更新をかけてWindowsUpdateからにして、幾つかアップデートをインストールすると、スタートのインテルの所に出て来ました。このインテル・グラフィックス・コントロールを起動して、色々やってみましたが、今回の場合は、縦横比のカスタマイズ、で調整できました。
さて、それで一応きちんと出る様になったのですが、若干縮小したせいか、左右上下に少し無表示部分(余白ならぬ余黒?)があります。あとで、TVの設定をよく見ていましたら、「画面サイズの設定」が「16:9」になっています。ここの設定を「オリジナル」に変更すると、インテル・グラフィックス・コントロールの「ディスプレイスケーリングを保持する」の設定で、問題無く表示できました。なんか、余計な事をしていたみたいですね、最初から、「画面サイズの設定」を「オリジナル」にしておけば何も問題は無かった様です。
結局この8KTVをパソコンモニタとして使用する為の設定は、初期状態から、「HDMI Ultra HDディープカラー」を「8k」に設定する事と、「画面サイズの設定」を「オリジナル」にする事の2点になりますね。
追記3:モニタは何よりも広さと情報量と言う事で、歳をとって少々目が悪くなっても、今までずっとWindows10での倍率は100%で通していましたが、8k55インチとなりますと、100%では細密すぎです。それでも、今までよりも結構細かくなりますが、150%の倍率で運用してみました。それはそれで何とかやっていける感じではあったのですが、時折必要なデータ入力の時には少し困るだろうし、その時だけ倍率を上げるのもどうかと思いまして、175%にしました。これですと、以前の4k49インチとほぼ同じ感じに思えます。
追記4:1ヶ月以上使用しましたが、なかなか良いです。8Kですが画面表示を175%にしていますので、情報量としては、ほぼ49=>55インチの増加分だけですが、フォントの表示がとても綺麗になりました。文字表示については、150%だと何だか細く見えたので、倍率によって微妙に違うとは思います。当初、8Kに交換しても実際はあまり変わらないかも、、などど思っていたいのですが、私みたいなモニタ大画面派には、良い選択でした。
_ [computer] パソコン、モニタ遍歴
最初に購入したモニタは、FM-8と一緒に購入した、専用のグリーンモニタですね。手にいれた最初のパソコン(当時はマイコン)がFM-8でしたから。もっとも、それ以前は、グリーンモニタの様な専用品さえ贅沢でして、基板むき出しのマイコンには、小型の白黒TVを改造したものを普通使って居ましたよね。秋葉原なんかでは、そんな改造済みの中古小型TVも売っていた様な気がします。
その後、98とかの時代になりますと、PC用ブラウン管のカラーモニタになります。最初の頃のは、ちらつきが多くて、画面の前につけるフィルターなどが、各種沢山出ていまして、私も黒い布状のフィルターを愛用していました。カラーでの再現性は有りませんが、DOS上でのプログラムとか事務での入力とかだけですので、単色でなにも問題無かったのです。ブラウン管モニタの最後は、ナナオの製品です。良いモニタでしたが、奥行きとかも大きかったですね。今思うと、このモニタが今まで買った中で一番高価だったのでは、と思いますが、、
液晶モニタ初期で、憶えているのはやはりナナオの19インチのモニタですが、その後少しずつ大画面化してゆきますと、価格からしてDELLのモニタが中心となります。24インチから30インチのWQXGAまでは、順調に大きく高解像度になっていった記憶がありますが、そこで長らく止まっていました。この備忘録を書き始めたすぐの、2007年9月にDELLの30インチを入れたと書いていますね。既に、15年前ですか、、
長らくそのWQXGAで止まっていた解像度から、4kに移るべく、SEIKIと言う中国メーカーの、アメリカ向け4k2kTVをUSのアマゾンで買ったのが2013年になりまして、それまで6年間ほど停滞していたわけです。TVの流用で、フレッシュレートはまだ30pですが、これで大画面4kの解像度になりました。その後暫くして、TV流用ではない、PC用の4kモニタが出始めたのが2015年になってからです。40インチ、43インチの物と、だんだん大画面になって行きまして、49インチの湾曲型モニタを買ったのが2017年で、この状態で先日まで使ってきました。
以来、この5年間はほぼ変わらなかった訳ですが、ここに来て、ついに8k55インチのモニタ(実はTVですが)を導入になりました。昔から、PCモニタとしては、出来る事なら常に大きく高解像度なもの、つまり情報量が多い物を、初期のブラウン管モニタの時代からずっと標榜してきまして、実際、規格初期の製品で意味なく高価な物で無い限りは、常により高解像度な物を導入してきました。ここに来て8kモニタがほぼ10万円に下がっていましたので、5年ぶりに入れ替えです。でも実際の所、大画面化ももう限界近くて、高解像化もこの8k位で終わりかなぁ、とは思います。後は、湾曲化してくれるともう少し見やすくて良いのですが、需要は少なそうなので、望み薄でしょうか、、