2023年12月06日
_ [wine] Burunello di Montalcino 1990 Fuligni
1998年のイタリア旅行で、クレモナに行った時に、その町のお店で買ったワインです。これも、結構思い入れのあるワインなので、Vinicaだけではなくて、こちらの備忘録にも書いておきます。
クレモナに行ったとき、イタリアだから「エノテカ」って言う、ワインバーみたいな所きっと有るよね、と思い、確か観光案内所の人に、エノテカって何処かに無いですか、と訪ねて地図で教えてもらったお店は、行ってみると商店街の食料品屋さんみたいな所で、奥の方でワインを売っているだけでした。そこで、買ったワイン。
購入記録には、65000リラと書いてあります。調べてみたら、当時のレートで日本円で5千円ぐらいでしょうか、でも曖昧な記憶ながら買ったときは7、8千円ぐらいの感覚で、結構高いなぁと思いながらも、90のフリーニはなかなか手に入らないよな、と買った様な気がします。
フリーニには、その前モンタルチーノに行った時に、訪問していました。当時ネットで知り合った、キャンティの醸造所でワイン醸造をしているイタリア人と、シエナの広場でおちあい、彼の車でモンタルチーノと彼の知り合いのカンティーナを何軒か案内してくれました。
確かその日最後に行ったのがフリーニで、予約の時間より大幅に遅れて、ほぼ夜になったのに関わらず、良くしてくれたのを覚えています。
クレモナは、ワインとは別に、イタリアに行ったら是非訪れたい町でした。
昔々、学生の頃、休みの日アパートの近くの町中華やさんに昼食を食べに行き、そこの天井近くの小さなTVでたまたま見たNHK教育の番組(後で、「川の流れはバイオリンの音、イタリア・ポー川」川3部作の第一作目、と知りました)に強烈に惹かれました。
後日、再放送を録画することにも成功し、繰り返し見ていまして、以来、この番組の舞台となっているクレモナを、是非訪れたいと思っていました。
前日夕方に着き、翌日朝から、ほぼ丸1日クレモナ市内から郊外まで探索しました。件のTV番組の場面となった聖地巡礼も、ほぼ完璧にこなしました。夜、町からかなり離れたホテルまで、夜道を歩いて帰ったのも含めて、本当に、思い出深いクレモナでの数日でした。
クレモナには二泊して、翌日も朝一番で再び尖塔にも登り、また町中を散策しました。予定していたミラノ行きの列車に乗るのをミスしてしまう、というトラブルもありながら(その為に、ミラノ観光は出来なくなった)、夕刻にミラノ、夜には空港近くのホテルに帰り着きました。