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xiphioの備忘録


2023年12月20日

_ [computer] HP Z6 G5 A Workstation(ThreadripperPRO 7945WX) 注文しました。

一時は新しいCPUが出る度に、その都度その新CPUでパソコンを組んでいたのですが、この所は殆どやらなくなりました。この前のryzen7000には、少し惹かれていたのですが、結局作りませんでした。何より、今まで幾つか作ったパソコンで、かなりな数が周りでまだ稼働中である、と言う理由によります。画像の説明

ゲームもしないので、10年前くらい前の物でも全くストレス無く使えるので、現状で正直何も不満はないのですが、新しいCPUが出る度に使ってみたいと思うのは、そこは単に最新のテクノロジーへの興味と言うところです。

ryzenは見送りましたが、Threadripper7000には、更に惹かれます。2017年に、一番最初のThreadripper 1950Xでパソコンを組みましたが、その後は手を出していません。5000番台の前の世代では、結構真剣に製作を考えていまして、一般用のモデルが出るのを待っていたのですが、結局プロ用の高価なのだけで、残念な思いでした。今回の7000番台では、一応一般用のもラインアップに加わっています。(と言っても、昔の1950Xが当時12、3万だったのに比べて、今回最安の7960Xでも26、7万程と、2倍くらいになってますが)

Threadripperと言っても、私の使用状況では全く本来の役割にそぐわず、普通にintelやryzenにしておいた方が絶対早いのですが、何せ、あのCPUの大きさと迫力がとても魅力的です。まぁ単なる、ロマンですね。

今回も、当然ターゲットは一番安い7960Xです。それでも現在実売26万円です、高いです。おまけに、マザーボードが何と15万円ほどするみたいですし、なかなか販売にもならず、どう安く組んでも50万は軽く越えそうなので、当初の熱気から、だんだん気が失せてきました。(Threadripperでパソコンを作ろうとする人の中で、「どう安く組もうか」、なんて考える人は殆ど居ないかも知れませんが)

そんな中、HPがThreadripper 7000シリーズを用いた、「HP Z6 G5 A Workstation デスクトップPC」と言う機器を、12月中旬より販売すると言う記事を見ました。注目すべきは「価格は49万5,000円より」、となっている点です。これって、もしかしたら安くない?、と思ってしまい、HPのページをブックマークしておきました。

本日、件のHPのページを見てみると、販売開始になっていました。その49万の一番安いのは「スターターモデル」で、CPUは、ThreadripperPRO 7945WXとの表記です。7945WXって、そんなの有ったっけ、と思って調べますと7960Xよりも少ない(その半分の)12コアのモデルですね。価格は不明ですが、PROモデルですが多分7960Xよりは安そうです。その他のパーツ一覧も出ていますので、見てみまして、価格的にどんなものか、ちょっと計算してみました。

まず7945WXですが、価格が出ているPROモデルのコア数と価格の対比を見てみると、およそ1コアあたり2万円になっている様ですので、12コアの7945WXは約24万円程度と予測。それで、ざっくり他のパーツを含めて計算してみると(単位は万円)

CPU(7945WX)           24
Mother(AMD PRO 695)       10
Memory(DDR5 16GB×2 ECC)    12
M.2SSD(PCIe Gen4 1T)       1
Video(NVIDIA T400)        3
Power(1125W)           2
Case                1
OS(Windows 11 Pro)        1

で、合計しますと54(万円)となり、これだけで販売価格を超えてしまいます。この他に、私には全く必要ないDVDドライブや、キーボード、マウスが付いている様です。尤も、機能少なめのマザーボードを高く見積もり過ぎかも知れませんし、CPUは実はもう少し安いのかも知れませんし、メモリも安いのかも知れません。

CPUの7945WXは一応Proモデルですが、実質一般用と考えて、7960Xの半分のコア数なので、値段も7960Xの半分で約13万円とすると、合計約43万となって何とか帳尻が合いそうです。しかし、個人で組む場合、たとえ性能を度外視したとしても、これより安いThreadripper7000のパソコンは組めそうもないと判断し、(この最廉価モデルでも、かなり高価ですが)「HP Z6 G5 A Workstation スターターモデル」を発注しました。

今回、パーツを選択して集めて組むという、パソコン組み立ての楽しみが無いのは残念ですが、なにせ各パーツ自体が高価なので、自作で組んで「もしキチンと動かない場合は?」なんてリスクを考えてしまい(そんな事は、今まで一度も無いのですが)、その様な安全性とコストを考えて今回は完成品でという事になりました。