2006年08月05日
_ [wine] イタリア&フランス旅行記[5]:ブルゴーニュ訪問(2)
2日目、ガイドの鈴木(ヒロシ)さんが9時に来る、結構若い。昼はオリビエ・ルフレーブのテイスティングランチにする。予約を入れてもらうが、まだ開いていないので、留守電にしたようだ。以前はオテル・デューも見てなかったので、まずボーヌを観光。その後、鈴木さんの車で、ボーヌからポマール方面へ畑を見ながら移動。鈴木氏は畑で働いて居たこともあったらしく、ブドウの木の事も、畑のことも凄く良く知っている。
有名なドメーヌの名前を聞きながら、昼前にオリヴィエ・ルフレーヴのカーヴに到着、カーブを見せてくれるらしいのだが誰もいない、鈴木さんが電話をしてしばらく待つと、同じ観光のアメリカ人らとオリヴィエさんが現れて、一緒にカーブの見学に入る。カーヴと言っても、瓶詰め機械、醸造タンクなども一緒にある大きな工場設備。それが全体に凄く寒く冷房が効いている、恐らく14、5度だろう、こちらは日本から真夏の格好のままだから寒い。オリヴィエさんは、当然素人相手だから一通りの事だが、醸造のことを熱弁する。その後近くのハウスの二階でテイスティングランチ、合計15種類のワインを飲み比べることが出来るが、飲むのはまぁ、そこそこにしておく。最近はオリヴィエのワインもおいしいと思っていた通り、中の上クラスのワインは、お手軽でとても良い。
昼食後、と言っても既に4時ぐらいだけど、それから最初にコンタクトを取った、ブルゴーニュ生活と言うサイトを運営する鈴木さんの勤めるワインショップに向かう。まぁ田舎のシャシャーニュ・モンラッシェ村にあるのだけど、常時試飲出来るワインは2、30種だっかか、それくらいあるという、試飲して買うスタイルのショップ。私はワインはもう買わないよって思ってボーヌに来たから、新しいワインには無反応。しかし古いワインリストには反応してしまった。結局59ばかり有るだけ6本、全部さらってしまった。発送は12月になってから。
その後ピュリニーからシャシャーニュのモンラッシェの付近の畑を見る。ルロアの畑の違いとか、鈴木さんから聞く。非常に興味深い。シュヴァリエの隣、カイユレの上方が櫛形になっているのが不思議だったが実際に行ってみると、とても良く解る。
ボーヌに帰って、もう1件ワイン屋さんに案内される。以前来た時、街中のワイン屋さんは全く魅力は感じなかったがここは良い。特に奥の方に入ると、何であるのかよく解らないようなワインがごろごろしている。59も幾つか有り出してくれる。ワインは買わないつもりでヨーロッパに出てきたが、また予定変更で、何本か確保してしまう。またここのワイン屋は先日ベルギーのセラーを丸ごと買ってきたばかりで、整理していない古いワインが沢山あると言う。鈴木さんが明日の8時までに、59のワインを中心に用意しろと交渉して、結局明日また来ることになる。
その後、夕食のレストランを紹介してもらう。カルノー広場のグルマンダンと言うレストランだ。コシュ・デュリが安いらしい。確か8時に予約してから、その時間に向かうと、大盛況。予約なしの客は皆断られていた。早速ワインリストを見ると、おお、コシュ・デュリが勢揃い、ムルソー・ペリエールがなんと200ユーロ以下だ、、、でも売り切れ、残っているのは、普通のムルソーと何とコルトン・シャルルマーニュが250ユーロ、げげ、高いけど凄く安い!、ちょっと傾いたけど、本日は昼から白ワインばかり、赤ワインが飲みたい所で、ユベール・リニエのクロ・ド・ラロッシュ2002を発見。若いけどこれも他では飲めないので、リニエにする。美味しいけど、やはりまだちょっと若くて、私は昨日のクロドレアが良かったかな。料理は最初の皿のリゾットが凄く美味しかった、肉も美味しかったし、本当に良いし、まぁそれにしてもワインが安いレストランだ。この日も、ホテルに帰ったらすぐ知らずに寝てしまっていた。