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xiphioの備忘録


2006年10月08日

_ [audio] パイオニア C−21

ちょっと前についつい落札してしまった、パイオニアのプリアンプC−21なんですが、届いて開けてみたところ非常に整備しやすそうだったので、電解コンデンサでも交換してみようと思い立ちました。回路図をやはりオークションで手に入れたり、電解コンデンサを注文したりと、準備を整えて、本日の日曜に取りかかりました。

発注ミスで、交換できなかったコンデンサが何個かあったものの、今日の所は無事終了。実際の作業は3時間ぐらいで終わりました。プロの様に回路をちゃんと理解している訳ではないし、経験も有りませんが、(自分の物なので)丁寧にやるところが我々の作業の美点ですね。修理屋さんに出しても、とんでもない仕上げをするところが有るようですから(仕事なので、とりあえず直れば良い)、気をつけましょう。

昔のプリアンプなので、電源部分を除けば、後の半分はフラットアンプ、もう半分がフォノイコライザーで、フォノの部分の比重が結構高いですね。基本はとてもシンプルですが、デテントタイプの良いメインヴォリュームを使っています。またフォノ重視の為か、左右のバランスをとる為のVRもあります。現在の目から見るとVRは音質低下の元なんですが、左右にレヴェル差があるカートリッジが多かった為に、昔はバランスをとる為のVRは必要だったんですね。

今では逆にそれらが欠点になっていまして、何もVRを2回も通す事は無いだろうと思うし、フォノ以外の入力がAUXの1と2だけと言うのは、CD時代にはやはり少ないでしょうか。

整備後、だた今試聴中ですが問題ないようです。ただ、このプリアンプ、今後使う予定が無いんですね(入力ソースが多ければ使うのですが)。売ろうとしても、本人幾ら丁寧にやったと自負していても、素人の手の入った機器は、避けられる事が多いみたいです(私もそうですから)。結局は、半田付けの練習台みたいなものになってしまいそうなところが、ちょっと悲しいです。