2007年05月21日
_ [wine] Clos de Vougeot 1959 Domaine Noirot (Half)
今夜もワインです、だからハーフボトル、しかし、1959のクロ・ド・ヴジョです。
むかぁし、海外のオークションでワインを色々買っていた時に、単に安いからと言う理由で、ハーフボトルも幾らか買った事があります。ただでさえリスクのあるオークションで、更に怪しい古いハーフボトルは普通はあまり買わないものですが、珍しい物が好きだったんですねぇ。
ハーフなので誰かと飲むという事は出来ないし、かといってそれなりのワインなので、簡単に開ける事も出来ずにずっと置いてありましたが、ハーフでもラック内では1本分場所を取っている事もあり、やっとそろそろ飲む事にしました。まずは、59のクロ・ド・ヴジョです。
古いワインを色々飲んでいる人には、まぁ常識なんですが、古いワインはボトル内がたいがい陰圧になっています。コルクが弱くなって居る場合も多いので、開ける時はまずソムリエナイフのスクリューを差しこむ時に十分注意しないといけません。簡単に押し込む方の力を加えると、あっという間にボトルの中にコルクが吸い込まれてしまう事が結構あります。実際私は何度も見ています(ちょっと思いだしてみたけど、5回以上は経験有る)。今回キャップシールを取って、コルク上を綺麗にしていた所で、左記の画像の様にコルク底辺に泡が次々に立っているのを発見しました。
このボトルはこの数日間ずっと立ててあったのですが、本日キャップシールを取りコルク上面の掃除をした段階で空気が吸い込まれ始めた様です。空気が吸い込まれていると言うのは、コルクがもう弱っていたと言う事ですから、このボトルはもう飲まなければいけない状態だったわけですね。この状態は、この画像を撮ってから、更に数分間続きました。開栓は当然その後となります。
ハーフボトルだからという事で、結構心配していたのですが、何の事は無い、何時も通りの感動物の59のブルゴーニュです。しかし何度も思いますが、この頃、とりわけ1959のブルゴーニュワインは何と素晴らしい事でしょう!