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xiphioの備忘録


2007年10月22日

_ [computer] 嗚呼、Mac mini(G4)

家には、昔初めてPowerPC版が出た時に直ぐ買ったMac miniが有るのですが、長らくあまり使って居ませんでした。購入直後に、100円ショップでヘラを買って解体、メモリを512にしてから殆ど使っていませんでしたが、この度、録音した音源や、インターネットラジオの音楽再生専門マシンとして利用しようと思った訳です。

ほぼ、立ち上げっぱなしになるので、そういう用途には、長期動作に不安があるWindowsは止めて普通UNIX、でもLinuxなどはその方面のアプリケーションに不安があるので、MaxOS_Xが最適だろうと判断したのです。(丁度全く使っていないMac miniが有ったし)でも、それが甘かったのでした。おかげで、この数日、どんなに時間を費やした事か!。

まず、久しぶりにMac miniを立ち上げると、ソフトのアップデートの途中で何故かフリーズ。仕方ないので当時の解説書を見て、強制電源断、再立上げ、、でも立ち上がらない。もう一度くらいやって、気長に待っているとやっと立ち上がるけれど、何か操作をやっていると、すぐフリーズ、また強制電源断、立上げ直し、立上げに暫く待つ、何かやっていると直ぐフリーズ、これを3、4回繰り返し、、UNIXは滅多な事では落ちないんじゃなかったっけ、、

こうなると、まずHDDが悪いんじゃ無いかと疑うわけです。件の解説本を読んで、思い切りよくHDDの再フォーマットと、OS-Xの再インストール。ここは無事に終わって、再立ち上げ。さすがに、今度は安定していて、そう落ちない。良かった良かったと思って、簡単に各設定をしてから、 Firefoxとか、USB接続のオーディオデバイスのドライバや、録音の為のソフトとか色々なソフトをインストール。一通り使える様な環境になったかなと思い、iTunesでラジオを聞いていると、また何も動かなくなる。またまた強制電源断、再立ち上げ(それも1度では立ち上がらないことがある)、それと直後にDiskFirstAidで、ディスクの修復、そのうちまたiTunesとか再生中に動かなくなる、、とにかくやはり不安定で仕方ない。こんなに不安定なOSははじめて、UNIXと言うのが信じられない。昔のMacOSの方がずっとまし。

後はHDD交換しかない、と急遽近所の量販電気店で2.5インチのHDDを買ってきて(最近は田舎の量販店でもHDDドライブを売っている)、換装。インストールDVDで再びOSのインストールを始めたのだけど、ふと気がつくと「インストールに失敗しました」のメッセージ。エエェ!、と思いながらも気を取り直して、再びOSインストールに取り組むが、最後にまたまた「インストールに失敗しました」のメッセージ。その後、フォーマットの仕方を変えたりで、2、3度やり直したのだけど、結局同じ。ちなみに一度トライするのに、ディスク確認とか言う行程に時間がかかり、1時間くらいかかります。

インターネットで情報収集、と思い立ち調べると、「インストールに失敗しました」はディスクの整合がどうのこうのとか書いてある。またゼロフィルのフォーマットでうまくいった人も居るようなので、今度はゼロフィルオプション(時間がとてもかかる)で再フォーマットと再インストール、、でもやはり駄目。

ゼロで書き込み出来ているのだから、ディスクが悪いと言うのはおかしいとやっと気がつく。とすると後はDVDドライブが悪いのか、と判断。 Firewire付けの光学ドライブなら、ブート出来そうだと読み、手元に丁度USBもFirewireも使える外付けドライブが有るので、試したところ、ブートできるどころが、マウスの動きが変になり、クリックも反応せず全く操作できなくなる。当然、強制電源断、立ち上げ直し、何度か立ち上げ直し、の連続。結局このドライブはMacに対応していないと理解。製品の仕様書にも、対応OSはWindowsだけだったから、文句は言えない。

Mac miniのスリム光学ドライブの交換は、なかなか難しい。手持ちに使っていない普通のDVDドライブがあるので、これがなんとか繋がらないかと思うのだけれど、コネクタが特殊。でもその時丁度大阪に行く機会が有ったので、帰りに梅田のヨドバシに行って使えそうな物は無いかと物色、「あ、あるじゃん」と、喜んで変換コネクタ基盤を買ってきたものの、帰ってよく見てみると、そのスリム光学ドライブを使う為の変換基盤で、オス・メスが逆で使い物にならない。悲嘆にくれながら、光学ドライブ交換は断念。ここは東京でも大阪でもない、マイナーなパーツはまず手に入らない。

ここでふと思い返せば、OSインストールは途中まではやってるわけで、インストールのオプションで最小構成にしたらどうかな、と思い、やってみると無事インストール完了。必要な物は後からでもインストール可能だよな、と思って居たら、出来るのは「バンドルソフト」となっている奴のみの様、信じられない。それで、再度、必要そうな物だけをセレクトしてOS再インストール、でも途中で、やはりエラーの為中断。次はどのソフトをインストールしている途中でエラーになるか調べようと、再度インストールでファイルの書き込み中、モニタの前でペンを持って張り付いてチェック。アジア語圏言語何とか、と言うところでエラーになるので、次はそのファイルを選択しないで、再インストール、ちなみに一度の再インストールには、先に書いたとおりディスクの確認とかに非常に時間かかり、1時間以上かかるのです。

次はStaffItの所で、エラーで中断。まぁこれも無くても後で何処かで見つけてインストールできそうなので、このソフトも選択せずに、再インストール、嗚呼、何度OSの再インストールをしたことか、、今度は無事終わり、やっと新しいHDDにOSが入りました。

事のはじまりは、アップデートのインストール中に起きたフリーズなので、ソフトのアップデートは一切行わず、出来るだけ余計なソフトはインストールせず、音声出力も、以前はドライバが必要なものを使ったが、今度は違うドライバの必要ない装置を使う。iTunesでラジオを聞き始める。大丈夫ジャン、と思いながら、ディスプレイの解像度がモニタの推奨に合ってなかったのでこれを合わせると、またフリーズ、マウスも動かない。いったい、このOSとパソコンは何なんだ!!。

結局HDDを新しくしても、さして状況は変わらなかったので(OSインストールの苦労は何だったのだ)、勿体ないので新しいHDDは置いておいて、古いものに戻す。少々怪しくもある光学ドライブは、もう2度とOSインストールなどやりたくないし、温度を下げる為にも良いかと、この際取り外す。この状態で、余分なドライバやアプリケーションを極力使わないようにして、iTunesだけを使うようにすると、まぁなんとか安定している、それでもたまにフリーズし動かなくなるけれど、まぁ仕方ない。

でもこの数日の奮闘は何だったのか、、何度、強制電源断のスイッチを押し続けたことか、、このほかにも、どうにもならなくなって、PROMクリアも何度もした、Windowsが超安定OSにおもえるのは、何とも皮肉な事だ。(ところで、この顛末って、週間アスキーの、とほほ、何とかの記事になりそうですね。投稿しようかな。)