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xiphioの備忘録


2008年01月03日

_ [wine] Ch. Grand-Puy-Lacoste 1970

お正月なので、とっておきのワインです。もちろん私にとって、と言う意味です。このワインを買ったのは、記録によると1988年。所蔵ワインの中でも最古の部類のワインです。確か、当時は結構立派だった池袋西武のワイン売場で、珍しく古いボルドーを見つけたので(当時は古いワインなんてあまり売ってなかった)、結構高かったけど買ったワインでした。画像の説明

当方の手元に在ってほぼ20年です。しかも、私がセラーをしつらえたのが95年ですから、6、7年は温度管理の無い状態にあったわけです。どんな風になっているのか、とても心配でもあったのですが、開けてみるとコルクは非常にしっかりしており、開栓時に小さくですが、ふわっと良い香りが、、こういうワインは間違いなく素晴らしいので嬉しくなりました。

開けたばかりのテイストは、少々ドライ。でも私の知る限り、痛んだ所はどこも見あたらず、ボルドーの良い熟成の完成形です、素晴らしい!。これが何年も夏を越したワインでしょうか、その保管温度とかの通説は、全く、どーなっているんでしょう、不思議不思議、25年近くワインを買い、古いワインもそれなりに飲んでしますが、いよいよ分からなくなるばかりです。嗚呼、これだからワインって楽しい。

時間にして、開栓後20分ぐらい、当初、果実実が落ちてドライ、と思っていたテイストにほのかな甘みと複雑さがぐんぐん出てきて、またアフターテイストも魅力的で、全く素晴らしい。最近はブルゴーニュにちょっと傾いていたけれど、こういうワインを飲むと、複雑さエレガントさでは、綺麗に熟成したボルドーにとどめをさす。(官能さ、陶酔さでは、ブルゴーニュよね)

開栓後40分過ぎ(正月なので、今日はリアルタイムで書いてます)、アフターは更に開いて、テイストもフィネスを纏い、魅力的なことこの上なし、まるで良くできたラフィットの様、このワイン、66年あたりのラフィットって言っても疑わない。グラン・ピュイ・ラコストって、こんな素晴らしいワインだっけ??。無いのはパワフルさだけだけど、そんな物は、熟成したワインには必要ないよね。

開栓後50分ほど、ますます素晴らしい、しかし、どーなんでしょうか、アフターの複雑さとその見事さといい、テイストの気品さといい、全く1級の出来です(それ以上)。

開栓後1時間を少し過ぎ、広がったアフターはクート(少し短くなり)、テイストは少しバランスを崩してきたかな、、と言うところ。少しして、澱混じりの最後のグラス、開栓後1時間で急速に落ちてきた感じ、テイストもアフターも短くドライ、しかしながら、年頭の「美しくも儚き大輪」に感謝。