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xiphioの備忘録


2009年02月18日

_ [music] 本格化するインターネットラジオ&Squeezebox classic

過去に書きましたが、昨年は省電力で安くて小さなパソコンを立て続けに買いましたが、その幾つかはすぐ壊れて使えなくなってしまう酷い品物でした。ATOM プロセッサのPCが出たくらいから、懲りずにまた買ってしまいまして、内1つをCFを使ったドライブをストレージにしてインターネットラジオ専用にしてあります。

はじめの頃はビットレートも低くて、音もイマイチ(と言ってもFM並ですが)で、頻繁に途切れるのが当たり前だったインターネットラジオですが、気が付けばこの所進化しておりまして、ビットレートも128や、192も当たり前に見られるようになりました。流石にこの位だと音は良いですね。それにあまり途切れなくなりました、もっともこれは番組によりけりですが。

一時期アンビアント系の放送をずっと聞いていましが、この所毎日、フランス発のクラッシック系番組、France Musiqueを聞いています。結構好みに合っていまして、とても気に入っています。放送もまず途切れません。演奏会の番組もありますし、ゲストを迎えてのインタビュー番組とかもあります(言葉は分からないけど)。最初は一応フランス語の勉強になるかな、とも思うのですが、そもそも全くそのレベルに無いので、その点ではあまり役に立っていないかも知れません。あとクラッシック系の放送局としては、Bartok Radioが評判良いですね。確かに音質は最高ですし、番組も良いです。ハンガリー語が全くの知らない言葉なので、ちょっと耳に付きますが。

日本にはろくなインターネットラジオの音楽番組は有りませんが、世界には色々な放送が有るらしく、例えばバイロイト音楽祭の配信も有るようです(知らなかったです)。音質の悪いNHKFMを、半ば眠りながら聞く必要は無い訳です。NHKには、TVとかはどうでも良いからFMを早くデジタル化してくれ、と以前から思っていたのですが、どうやら、インターネットラジオが別の回答になりそうです。

今でも音楽を聴く音源はCS−PCMがやはり多いですが、このFrance Musiqueを聞いていると、これで充分とも思います。衛星ラジオ放送も、沢山出来たけど、放送中止になったのもまた多いですね。この所の高音質化や番組の多彩さを考えると、音楽放送もメインは次第にインターネットに移行しそうな感じです。画像の説明

さて、そのインターネットラジオを聴く為の専用のチューナーは昔から有りまして、私も以前Bibioというのを買っていました。この機種、出力がアナログのみ、凝った形なので結局とてもかさばる、実際日中はPCを立ち上げっぱなしなのでそちらで聞けば問題ない、との理由ですぐ使わなくなり長い間箱の中に放り込んでありまして、ちょっと前にオークションで売ってしまいました。

そこで今度は無線LANを搭載した機種は出ていないかと検索した所、Squeezebox classicを見つけました。無線LANにて接続(当然有線も可能)、デジタル出力有り(私にはこれが有り難い)、その他機能沢山、となかなかのスペックの機種です。早速本家のHPから買おうとしたら、何故か買えないのです。日本からの購入の仕方を解説したHPも有るのに、、。ならばとアマゾンから買おうとしたら、ここも日本から買えない、、どうやら、家電製品一般は、規制で日本からは買えないようになっているようです。何かあると、対策として規制することしか考えられない、馬鹿な輩が多いもので困りますね、本当に。で、結局輸入代行とかが有るんですね、ではその規制は何の役に立つのか??。

幸いに日本で売っている所が有りまして、円高の今となっては少々割高ですが、この位は仕方ないかと購入しました。思ったより小さいですが良いですね。他のインターネットラジオチューナーに比べて少々高いですが、欲しい機能はたいてい備えていまして、使えるという面では一番です。

ちょっと気になるのは音質。デジタル出力しか聞いていませんが、前述のロースペックPCにUSBオーディオを繋いだ装置に比べて、音が軽いと言うか、中低域が落ちている気がします。どーしてなのかなぁ、アナログアウトが悪いのなら判りますけど、、。

それでも、家に一つ無線ルーターを設置すると、家の何処ででも多彩なインターネットラジオが聴けるのは有り難い事です。便利な世の中になったものだと、つくづく思います。