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xiphioの備忘録


2009年08月28日

_ [audio] クオードESL、再登場

田舎で建物が古いと、ことある事にあちらこちら修繕の要が出てくるのですが、納屋の物置代わりにしていた部屋を改修する事になりました。中には古い衣類とかが多いのですが、その他どんな品物を入れてあるのか、私も良く分からない状況で、床にはネズミの糞も多数。画像の説明

改修の為に、いったん中の物を全て外に出しました。その大半の品は、既に不要なので処分しました。最近は捨てるにも手間がかかるので、なかなか大変です。

残った物のなかで、久しぶりにお目にかかったのが、クオードの静電型のスピーカーESLです。このESLと言うのは、私の学生時代はあこがれのSPでありましたが、まずお金が無かったのでダメでしたし、狭いアパートでは、置く場所自体無かったのでした。その後暫くしてESLは販売終了になりました。

実家に帰ってきて、置くスペースも出来た事もあり、雑誌巻末の売買のコーナーでESLを売っている人を見つけ、購入してしまいました。確か15万円ぐらいだったと思います。1年程居間に置いて聴いていたのですが、家で法事を行う折、知らないうちに親に片づけられて仕舞いました。その行き先が今回改修の物置です。

設置場所が悪かったのか、実は音はそれほど気に入っていなかったので、その物置からまた運んで来る気にもならず、ESLはそのまま埃をかぶるばかりだったのです(ビニールでカバーはしてくれていました)。

今回久しぶりに引っ張り出したのを機に(20年ぶり位です)、音を聴きいてみたくなり、そのワークベンチ部屋の隅に置いてみました。確かに音を聴きたかった事もありますが、出した荷物のうち、私の物、数台のスピーカやアンプなどなどは、元の部屋にはもう戻すなと、命令が出てしまいましたのが、大きいですかねぇ。

金色の衝立状の綺麗なスピーカーESL、時折オークションでも見かけますが、かなり古い製品の為、まともに動作しているのはまず見かけません。運び出す時、私が不在で人がやった為、荒々しく扱われ横に重ねられてしまい、フロントグリルにちょっとひっこんだ所が少々出来たのが残念です。

恐る恐るバイアス電源を加え、アンプのVRをあげて、両方からきちんと音が出た時には、本当に安心しました。で、肝心の音の方なんだけど、これがあまりぱっとしない。どうも全般的に鈍い感じ、高域も出てない。

このSPを買った人から、先にバイアス電源を30分ぐらい入れておく、と聞いていたので、暫くしてから聴いたけど、やはり大差なし。やっぱし経年変化もあるかなぁ、と思いつつも貴重なSPなので、BGM的に数日使っていたのですが、そのうち気がつくとなかなか良くなっているではないですか。

もしかしたら私の耳が慣れただけかも知れないけど、電源を入れておくだけではなく、どうやら実際に1時間ほど音を出しておくと良いみたいです。それとこのSPは平面波なので、頭を少し動かすだけで音像や定位がころころ変わります。ホームオーディオ的でなく、スピーカーに対峙して音楽を聴くぞって場合には、ちょっと気むずかしいですね。それを解消して擬似的に球面波にしたのが後継のESL63です。