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xiphioの備忘録


2009年10月13日

_ [music] 六本木男声合唱団倶楽部、パリ、ボルドー公演(1)

昨年ほぼ1年間お休みをしていたけれど、今年は昨年より少し時間が取れるし、ボルドー公演があるので合唱団の参加を再開していた。主な演目は三枝先生のレクイエム。何度か歌った事がある曲だけど、結構難しくて、未だに音が取れていない所が多数。それで夏の合宿にも参加、東京に出る機会を作っては練習にも出ていた。画像の説明

今回のメインは、ボルドー歌劇場での演奏会。更に、パリのマドレーヌ寺院でのコンサートも行う事になった。実はあとパレロワイヤルで歌う予定も有ったのだけど、これは中止になったようだ。

まずパリにて歌い、ボルドーに入り歌劇場でコンサート。いつもは公演旅行中は練習&リハーサルに殆どの時間を費やし、自由時間はあまり無いのだけど、そのボルドー公演の翌日には、有名なシャトー、ラグランジェ訪問(サントリー所有)のプログラムも組まれている。

ただ私はこちらはパスする事にした。ボルドーでの貴重な1日なので、個人的にガイドをお願いして、可能な限りボルドーの有名畑を見て回りたいと思っていた。色々調べた所、有り難い事に、ウノコムの加藤さんというとても良い方がガイドをしてくださる事となった。それと、パリとボルドーでのレストランも、星付きではないビストロの、評判の良い所を幾つか地図付きでチェックしておいて、用意は万端だった。ただ、持って行く予定のパソコンが前日突然無線LANが使えなくなったのは、予定外だったけど。

当日朝早く家を出発、関空昼発のエアフランスのパリ行き直行便に乗る。何時もながら関空はすいていて良い。出国前の手荷物検査に少し並ぶくらいで、何時も出国時も入国時も殆ど並ばないでOK。連休明けの火曜日平日なので、飛行機はガラガラだろうと思ったら、エコノミーはほぼ満席だった。隣があいていると本当に楽なんだけどな。

機上で、スタートレックの映画を見る。「ジェイムズ・T・カーク」とNCC-1701 USSエンタープライズ、それと馴染みのクルーが出てくるのには思わず感涙。ストーリーは今後の歴史が変わってしまう話で(バルカン星が無くなってしまったり)、結構無茶なんですが、それにより今までのスタートレックの話に縛られない(もう既にパイク船長の引退の理由も違ってますし)、自由な続編が作る事が出来ますね。きっと作るでしょう。

パリ着はほぼ定刻だけど、入国に時間がかかり、少し早く着いた成田発の皆さんのバスには置いて行かれてしまった。仕方ないので、タクシーでホテルまで。ホテルは、サン・ラザール駅の前のホテル。由緒あるホテルらしく、フロント前ロビーの見事さはホテルとは思えない。

皆さんは既に三々五々食事に出られたようだ。ここは部屋で無線インターネット接続が無料で可能だ。今日び、まぁ、そうでなくてはね。接続確認して一息ついた後、食事に出る。あまりお腹はすいていないが、折角パリに来たのだから、まずはワインバー(Bar a Vin)に行く事にする。

事前に調べておいた、オペラ座近くの"VINO"と言う店は、日本人経営の日本風ワインバーらしく、まだフランスに慣れていない初日に行くには良いかな、と思いつつ、ホテルからは少し距離は有るが、久しぶりのパリ散歩がてらに出かける。パリではもう皆コートやジャケット、冬衣装だ。

で、地図を片手に行ってみると、、店がない!、そんな事がない様に、事前にストリートヴィユーでお店を確認してあったのに関わらず、である。ストリートヴィユー撮影の後、閉店したみたいだ。仕方ないので近くに有るはずの、うどん屋さん国虎屋を探す。ここは知り合いの野本さんのお店で、とても美味しい。野本さんには先に、パリに行くので一度寄る旨、mailしてある。パリは久しぶりなので、かなり薄れた古い記憶をたどって探すが見つからない、、そうこうするうちにオペラ座まで来てしまったので諦め、ホテル前のレストランにすることにして帰る。

サン・ラザールのホテルの前に、モラールというレストランがあるが、事前の情報では、ここは結構昔から有名なお店らしい。一度は行こうと思っていた。店前に来ると、牡蠣が置いてあるし、客席でも多くの人が氷の上に沢山乗った牡蠣を目の前にしている。ここはシーフードが有名な店みたいで、今は丁度牡蠣のシーズンだ。ちなみに私は牡蠣が食べられない。

コースにすると牡蠣が付いてそうなので、アラカルトにして前菜とメインを慎重に選ぶ。ワインはアルザスの白。最初に来た、魚のスープでいきなり(わかってはいたけど)量の多さに吃驚する。でも本当に美味しい。メインの白魚はそれほどでも無かった気がするけど、なかなか良かった。

店内はとても広く、内装は華やかな歴史有る金とガラスのキラキラな感じだけど、古い店なので端々には綻びも多い。広い店なのに殆ど満席、にぎやかでとても活気だある。お皿やナイフフォークはかなり使い込まれていて、ワインのグラスも安物だけど、このざわざわした感じ、愛想のあまり良くない若い女性スタッフも含めて、、まぁ、まぁ、パリですなぁ。