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xiphioの備忘録


2010年01月02日

_ [wine] Eitelsbacher Karthauserhofberg Kronenberg Kabinett 1977

今日のこのワインこそ、平成22年正月にとセラーからあげてきたワインのハイライトです。77年のカビネット、33年過ぎた古酒でありますが、私がワインを買い始めた最初期に買ったワインです。購入は1982年以前です。ワインはドイツワインから入りましたが、そのドイツワインを色々飲んだり勉強したりしていた頃に買ったワインです。「アイテルスバッヒャー・カルトホイザーホーフベルグ・クローネンベルグ」と言う長い名前を、何度も暗唱して憶えたものです。画像の説明

買ったけれど勿体なくて開けられず、そのうちフランスの赤ワインを飲み始めて、ついつい開ける機会を失い、結局帰郷の際、東京から持って帰りました。齢26歳、徳島に帰って来たとき、一緒に持ち帰ったワインは6本ほどだと思いますが、その中の1本です。

95年にセラーを作るまでの、買ってから14、5年は温度管理が無い状況での保管でした。従って、とっくに駄目になっているかも、と思いつつ手に取りましたが、意外と液面も下がっていませんし、色も大丈夫そうだったので少々奇跡を期待しました。キャップシールを取ると、コルクが少しディプレスしています(コルクがちょっと、持ち上がっている)。何度も日本の夏を越えていますので、仕方ないです。

色は照りのある綺麗な金色、一口目から感じる素敵な甘みと、そして何より生き生きとしたあのモーゼル=ザール=ルーバー特有の綺麗な酸。うわぁぁ、これ完璧な熟成じゃないですかぁ。痛んだ様な所は、テイストにも香りにも、全くありません。美味しいです、本当にワインに感謝です。

思えば、今までの人生の半分以上このワインを持っていたと言うことです。東京の下宿ではどう置いてあったのか記憶に有りませんが、徳島の実家では保管場所が無くて、風通しが良いので縁の下(土の上ですよ)に1年置いたり、ネズミの巣窟の蔵に置いたりと、このワインには本当苦労をかけました。でも今こんなに美しく美味しいのです。

飲みながら、下宿でドイツワインを飲んで居た頃のこと、友人を誘って銀座のワインケラーさわに行ったこと、いつだったかそこで、さわさんと飲んでいた古賀先生を拝見した事(当時古賀先生のドイツワインの本を読んでいたので)、先生が亡くなられる少し前に、そのことをお話したら懐かしそうにされていた事、、いろんな事を思い出しますね。

ワインって、だから素敵なんですよね、、ワイン好きになって良かったと思います。