2010年02月24日
_ [misc] ローゼン・メイデン
たまたま見たサイトで、某所で見る事が出来るとの事だったので、アニメの方、今頃になって見てみました。
前々から凄く気になっていたコミック&アニメだったので、、
で、一気に4話見て、昨日また続きの4話ほどみましたが、原作読まないでアニメ見ただけで何なんですが、、、セーラームーンみたいな感じ
過度に期待しすぎた、と言うのもあります。時折見かけた絵とかからは、異端ゴシックロリータどっぷりの、深くミステリアスでおどろおどろしくもある怪奇譚の様なものを考えていたのですが、、背景やこれからの話の概略を調べてみた所では、設定やストーリーの安易さ浅さなどを含めて(また錬金術かよぉ)、割とわかりやすい、通常の少女漫画&アニメでした。もっともっと観念的な事柄の話かと、、でもそれでは受けないかぁ、、
まぁそれが故に、とても一般受けしやすく、結構と言うか、とても面白いです。この漫画には、現代のマニア受けやすい因子が沢山有りますね。私も人形さん、好きですし(この間、天野可淡の作品の本を買いました、良かったです!)。そうであっても、設定やお話を含めて、一般構造的には、昔から綿々と続く少女系不思議冒険活劇からどれだけも離れていません。そう言う意味で一等わかりやすく言えばセーラームーン的であります。
しかし何ですね、引き籠もりになった経験がないので、そういう人の精神状態をトレース&ケアして貰っても、その点においては私には共感はあまりないですね、でもエヴァンゲリオンほど酷くはないですが。エヴァはそれはそれで面白いのですが、主要メンバーの多くが精神に異常を持っているって、普通の私から見ればそこで既に変過ぎるし、そんな精神異常者に沿って話を進めてもらっても、お話や結末には共感は抱けない、、って言うのが本音です。
2月27日追記:
ローゼンメイデンのアニメ、一期と二期それとOVA、アニメの方は全部見てしまいました。前述の通り、お話自体は、私の勝手な最初の予想とは随分違ったけど、それはそれでとても面白いアニメでした。人気だったのが良く分かります。それに、アニメ版の監督が優秀なのでしょう、出来もとても良いです。
本日、ちょっとマンガ喫茶に寄って、棚にあったコミックも(新シリーズの方でした)を読んでしまいました。初期のコミックは読めていませんが、やっぱり、初めの頃の印象通り、このマンガって、結局セーラームーンなんだなぁ、と思ってしまいました。
また、コレ系のマンガでは良くある事だけど、どうも都合がよい進行場面転換が多すぎるように思います。Wikiのラプラスの魔の項に「デウス・エクス・マキナとしての役割を果たした」と書かれていましたが(上手く表現したものですね)、ラプラスだけでなく複数の「機械仕掛けの神」が、また何度も登場してその力を発揮しすぎで、時折、これってどーなの?、とも思ってしまいます。まぁマンガなんだし、そんな細かい事より、結局面白くて魅力的なので、面と向かって文句をつけるものではないですね。
「人形が動く」って話は、考えれば何だか沢山ありまして、少女マンガに限っても、まず、私の好きな内田善美の「草迷宮」「草空間」を思い出します。こちらは市松人形だったかな、名前は「ねこ」だったと思います。ついでに「ねこ」つながりで、大島弓子の「綿の国星」を思い出しました、人形とは違うけど、似てますね(雛苺あたりと)。
本当言うと、実のところちょっとばかし「お人形」が好きな私としては、それが泣いたり笑ったりしてる時点で、既に「人形」では無いと思うのですが、、。まして、飲み食いしているだなんて、それはもはや子供かペットの範疇に近い認識になってると思うのですが、如何でしょう。