2011年05月09日
_ [wine] Brunello di Montalcino "Vigna del Lago" 1990 (Val di Suga)
本日徳島に出たので、市内の本屋さんに行きました。ここは珍しくワイナートを売っているんですね。東京なら何処でも売っているこの様な雑誌も、大きめのごく限られた本屋しかおいていません。以前と違って、内容によっては買わないこともあるのですが、今回はモンタルチーノ特集、で、ジャン・フランコ・ソルデラさんの写真も出ていたので、仕方なく買ってしまいました。
まぁ、そういう訳で、今晩は久しぶりにブルネッロですが、セラーから取ってきたワインは、懐かしくも、1998年にイタリアはトスカナ地方に行ったときに、シエナのワイン屋さんで買ったこのワインです。その時は、イタリア人のキャンティのカンティーナに勤めている友人の案内で、キャンティのワイナリーを幾つかと、モンタルチーノ作り手も幾つか訪問させてもらいました。とても楽しい思い出です。その時の事は、ここ=>http://www.wasanbon.co.jp/xiphio/html/wine/Toscana.html に書きました。
あっちこっち行ったので、ワインも買いすぎてしまい、ハンドキャリー出来る量でなかったので後で送ってもらいましたが、その中の一本です。
最初の一口め、「あ、酸が、」、と思ったのですが、確かに酸が高い印象でしたが、古くなった酸ではなく、生き生きとした酸の方でした。確かにそれはサンジョベーゼの特色であり美点、でもこういうトスカナのワインって、長らく飲んでいない気がします(分厚く、力強いばかりのワインが殆どで)。
ほんの暫くしただけで、テイストに突出したところは無くなり、酸はバックに潜みテイストのストラクチャーをバックボーンとして組み立てます、複雑で豊かな布地の感じのテイストとアフターが実に見事。いやいや、素晴らしいワインです。
ヴァル・ディ・スガのワインは、普通のモンタルチーノは何度か売っているのを見たことがありますが、このヴィーニャ・デル・ラーゴは今まで日本で売っているのを見た事が無いので、他に誰か飲んだ人居ないかなぁ、って検索してみましたら、飲んだレポートのページは、以前に自分で書いたページが一番に出てきて、唯一でした(http://www.wasanbon.co.jp/xiphio/html/wine/tasting/tasting0102.html)。で、他には日本語のページでは、これが殆ど無いのですね。日本には、良いワインは殆ど入っているかと思いましたが、どうやらこれは、現在輸入もされていないみたいです。