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xiphioの備忘録


2011年06月17日

_ [computer] 唯一進化していないパソコンパーツ、、キーボード

題名の通りです。CPUやメモリは爆発的と言えるほど進化した現在のパソコンです。記憶ストレージも、HDDがテラバイトが当たり前となり(私が最初買ったHDDは40Mでした)、ブルーレイクラスの外部記憶も可能、夢の半導体ストレージSSDも今では当たり前。ディスプレイも14インチのグリーンモニタから今や高解像度液晶に変わり、重さや体積はぐっと減って、解像度も私は30インチのWQXGAです(これ以上がなかなか出ないのが残念)。

その中にあって、唯一不満なのがキーボードです。昔は当然メカニカルであったわけですが、それがいつの間にか安価に作れるという理由でみんなメンブレになってしまいフィーリングや使用感は最悪、退行してしまった唯一のパソコンパーツです。

昔は特に良いとも何とも思って居なかったPC98のキーボードですが、周りが皆メンブレキーボードになってしまったからは(98も途中からメンブレです)貴重に思えて、当時ハードオフで何個か余分に買った事が有りますし、98のキーボードをDOS/Vで使用するコンバーターも買いました。

聞いた話ですが、日本のアルプス製のメカニカルキーボードパーツが製造中止となり、以前のような製品はもう出来ないらしいです。そんな中、チェリー社製のキースイッチを使用したキーボードが出てきまして、無理矢理98キーボードを流用する必要が無くなった事は良いことでした。タッチフィーリングにより黒軸、茶軸、赤軸と分かれていまして、私は平均的な茶軸が好みです。大昔、WordPerfectやWordStarを使っていましたので(知ってる人居ますか??)、CTRLが"A"の隣でなく下に行ってしまっている仕様はとうてい容認出来ません。またESCがあんな離れた所に行っているのも、どうも許し難い事であります。

幸い、これらはソフトで変更できるので、よしとしましょう。"ESC"と"半角・全角"を交換し、更に"CTRL"と"CapsLock"を交換します。"ESC"と"半角・全角"はキートップも通常交換できますので良いのですが、"CTRL"と"CapsLock"は大きさが違うためキートップを交換できないのが残念です。

余計な事かも知れませんが、DOSのCLI(コマンドラインインタプリタ)で、"/"をオプションスイッチに使ってしまい、仕方なくパス区切りに"\"(日本以外だとバックスラッシュ)を使ってしまった事と、Windows用としてそれまでとは違うキーボード仕様を決めてしまった事は、ビル・ゲイツの最大の愚行だと信じて疑わない私であります。(DOS3までは、内緒のコマンドでパラメータに"-"、パス区切りに"/"を使える様に変更出来るのです。ですから使用中の98は今もDOS3.3Dのままです。)

と言う訳で現在使用中のキーボードはFILCOのチェリー茶軸(テンキーレス)です。一連のチェリー製のメカニカルキーボード、タッチフィーリングは悪くはないのですが、ここまで来るとキートップの安定さやその安っぽさが気になりますね。昔の高級キーボードはキートップがもっと安定していて、程良い重みもありました。そう言う所が少し残念ですが、、、。

先日蔵の中を幾らか整理した時、SparcLTという東芝製のラップトップUNIXマシンが3台出てきました。オークションで安くなった機種を喜んで買ったのですが、あまり使わなかったですね。重いし今や超時代遅れ、3千円くらいで売っている中古のシンクライアントにLinuxを載せた方がずっと高機能です。でもキーボードは良いですね。一瞬何とか流用は出来ないかと思いましたが、すぐ無駄だと思い直しました。ハードオフに持って行ってもまず値は付かないし、他の使えない機器と一緒に家電処理引取に持って行く予定。

さて今日、先日注文していた新しいキーボードが届きました。富士通製のリベルタッチです。このキーボード、実はメンブレなんですが、キータッチにこだわった仕様とかで、店頭で触った所、確かになかなか良い感じだったので買ってみました。ゴム特有のフニャっとした感触は残るものの、まずまず良い感じです。でもやっぱりメカニカルが良いかな、、