2011年10月31日
_ [wine] Griottes Chambertin 1999 (Frederic Esmonin)
在庫カードを見ていて、フレデリック・エスモナンのグリオットを発見。昔から日本では「エスモナン」ですが、本当は「エモナン」が近いようですね。
このエスモナン(エモナン)昔は結構飲んだ気がします、当時は評判も悪くは無かった気がします、でも自身あまり良い記憶がありません(ごめんなさい)。
ワインは、なかなか良かったです。強いて言えばビオとは無縁の、謂わばちょっと前の作りで、ごく一部の雑誌で評判の「出汁系で薄旨」と言うワインではありません。でも一応特級ワインの枠は備えていまして、飲んでこれと言って不満はありません。
何せ、このワイン安いです!、購入時のデータに依れば2001年に5460円で購入しています。特級グリオットが5千円台!、流石に私でもこれは安いと思います。それだから、1本だけ買ってみたのでしょうけど。ほんの10年前まではこんなので買えたんですねぇ、ちなみに同ヴィンテージで最近人気のフーリエのグリオットも9千円少々で買っています(まだ飲んでないけど)。
_ [music] ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
いつもの様に、The Classicをかけますと、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。最近の現代的な演奏も嫌いではありませんが、楽曲に依っては個人的な思い入れがやはり違います、この曲を「サラサラ、チョンチョン、ピーパッパ」とスタイリッシュに演奏されも、高機能で高能率な頭の音楽評論家がこれは大層面白いと評価しても、その思い入れ故に私などは、ちょい勘弁してくださいよ、と思わざるを得ません。
この曲の一番の好みはフーベルマンの演奏です。でもこれはさすがに古いモノラルだし、CD(LPかな)を探すのも何なので、手近な所で違う演奏をナクソスで探してみると、何とスザーネ=ラウテンヴァヒャーの演奏が見つかりましたので、聴いていました。まぁ悪くはありませんが、この曲は「漢(オトコ)」の曲でありませんか?、ラウテンヴァヒャーは女流ですが概して演奏の柄が大きく見事なばかりの大家風ですが、この曲の演奏に関しては意外や、初めて女流ヴァイオリニストという素性を見た気がします。三楽章なんて、演奏に花柄が散りばめられ咲いている印象を持ちました。加えて、オーケストラがそれほど優れているとも思えないのが残念です。
ちょっと不満を残したので、オイストラフの演奏を見つけたので(何を隠そう、一番好きなヴァイオリニストはオイストラフです)、「決定版や!」と思い続けて聴いてみました(これもナクソス)。まずクリュイタンス指揮するバックがとても素晴らしいです。オイストラフも余裕が有りながら繊細にして優美、規範的とも言えそうな演奏で完成度が高く、非の打ち所がありません。やはり決定版でしょう。でもやっぱしフーベルマンのが好みかな、とも思うのです、、