2011年12月11日
_ [wine] Chateauneuf-du-Pape 2006 (Henri Bonneau)
シャトーニュフ・デュ・パプのレアな作り手アンリ・ボノーですが、最近時折売っているのを目にするのでいくつか買っています。でも私はいまだに飲んだことが無いのです。少し前、セレスタンとか、マリー・ブーリエでなく、普通のニュフ・デュ・パプも買ったので、06でまだ若いとは思いますが、今日初めて飲んでみることにしました。
開栓後のテイスティングの為の一口、思わず「おいしー」と言ってしまった。
一言で言えばとても素直!、で美しい!、重さや甘さや力強さとは無縁、と言うより、そういう言葉が引合いに出ない、まっすぐで真っ当な、素敵で極めて上質なワイン。類型は思い当たらず、テイストからは私にはブドウの品種も全く不明です。
15分から20分、暫く時間が経って飲むと、複雑さと余韻がブンと広がっている。更に良くなりました。これ本当にニュフ・ド・パプ?、ワインも二十歳代から色々飲んでいてニュフ・ド・パプってこんな感じっていうイメージがあるけれど、ボーカステルやバルブ・ラックとは違って、ラヤスとここはニュフの範疇から外れている気がします。
やはり下位のクラスだからか、更に時間が経ってもそこまでだったのですが、それにしてもなかなか見事なワインでした。上のクラスのワインが楽しみです。
複雑さがありながらもクリーンなワインだったので(通常アンリ・ジャイエの様に、徹底的な衛生管理の下に作られるけど、、)、最近の流れのビオとは違いしっかり亜硫酸等の薬を使っているんだろうなぁ、と思いながら飲んでいました。ほぼ1本を飲んでみて、後で何となく思ったのですが(確信は無いけど)、最近のワインにしては、亜硫酸の使用量はちょいと多めではないかと思います。亜硫酸が多いワインは、飲んだ後人によっては頭が痛くなるらしいので、そういう傾向の人は要注意ですか。