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xiphioの備忘録


2012年06月20日

_ [computer] Virtual PC で SINKHA日本語版 復活

先日久々にSINKHAのHPを見てみました。(http://www.sinkha.com/)第三作目からもう結構経っているので、もしや新作が出ていないかと思ったのですが、やっぱり無理でした。その気になれば素人だって3Dの動画が割と楽に作れる時代に、殆どがグラフィックだけと言うシンカは、明らかに時代遅れの雰囲気です。(二作目が出たときにさえ、そう思いましたから)でも、私は結構好きなんですね、お話が良くできているわけでもないし、キャラがすごく魅力的って訳でもないのですが、、やはりグラフィックが良くできているからでしょうか。後日出た、二作目と三作目のCDも買ってしまいました。画像の説明

昔、最初の第一作目が出た時は、当時としては見事なグラフィックと、また時折動画も入るので、かなり評判になりました。まず輸入版を秋葉原のどっかで買いましたが、本当に見事なグラフィックに感心しました。でもストーリー自体は腑に落ちないところが多々あって、それは英語の読解力不足のせいだと思い、後日出た日本語版も買ってしまいました。で、日本語なので少しは解りやすかったですが、腑に落ちない点がすっきりした訳では無かったですね。

その後インターネット時代になって、どういう経緯でかSINKHAのHPを見つけ続編が出ていたので買いまして、また数年後、見てみると三作目も出ていたのでこちらも買った訳です。久々にHPに行ってみても、新たに更新されたところも見当たらず、グッズ販売も種類が減って(元々売れそうもなかったけど)、ここらで終わりかな、って所です。結構高かったソフトですが、ダウンロード版が可能になり、4.9ユーロとかなり安くなっていました(殆ど末期の大処分価格ですね)。

所で手元の二枚の第一作目のシンカは、Windows3.1と95の対応で、XPでは動きません。以前その事にショックを受けていたので、ついつい第一作目のシンカ(SINKHA“ZERO”って名前になっています)を、また買ってしまいました。これで同じ作品を3本買った事になります。当然、XPで動きますが、昔の作品なので後のに比べて解像度が低かったりするのですが、やはり第一作目が一番良いです。

その後やはり英語は読みにくいので、昔買った日本語版からテキストだけを抜出して移植できないかと、ちょっと色々やってみたのですが、構成が違っていましてやはり無理でした。

Win3.1やらWin95でしか動かない昔のゲームをもう一度やってみたいという人は結構いるらしく、そういう場合は仮想PCでエミュレートするらしいので、日本語版シンカを復活させるべく、初めて仮想PCソフトを試してみました。しかし、すんなりとはいかない物ですね、結構面倒でした。

最初、マイクロソフトのVirtual PC 2004をインストールして、その上にWin95の環境を作ろうとしたのですが、まず何故かmsxml4がインストールされていないと言ってきて起動しません。ちゃんとmsxml4は有るし、新たにインストールし直しても結果は同じ、ネットで調べて色々やってみましたがやはり駄目。同じXPの違うPCではすんなりインストール出来たので、どこが悪いのか未だに不明ですが、メインに使っているPCは色々設定を変えたりしているので、まぁそういう事もあるかと、諦めました。

で、Virtual PC 2007を試したところすんなり起動しました。こちらはWin95に対応していないみたいなので、Win98を探してきてインストールを試みました。ずっとうまく行っているかに見えたのですが、最後にprotection errorとか言うのが出て、起動しません。これもネットで調べてみると、NDIS.DLLが2.1Gより上の高クロックCPUに対応していないのが理由との事。探したけどVirtualPCの設定ではCPUクロックを落とす項目が見当たらず、もう一つの仮想PCのソフト、VirtualBoxの方でトライしてみました。

早速VirtualBoxの最新版を落としてきてインストール。こちらは設定項目でCPUクロックがあります。それでWin98をインストール始めると、いきなりMS-DOS extention error(だっけかな?)とかで、インストール出来ません。またまたネットで調べてみると、ちゃんと解決法が載っていまして、設定を変えてインストールすると無事終了。でも、音が出ないです。ドライバが必要なんでしょうか、、よく見てみると対応のゲストOSにWin98が載っていません(動くみたいですが)、そこで段々面倒になってきたので、ここで止めてしまいました。

翌日やはりMS謹製のVirtualPCで再トライです。再び検索すると、保護エラーの元のDLLを、パッチを当てた物に変えるとOKみたいです。「でも、確かこのNDISってネットワークドライバだよね、シンカ見るだけだからネット必要ないし、そもそもインストールしなければ良いのでは」と思い立ち、ネット関係を外して再インストールしますと、無事終了。すぐシンカ日本語版を立ち上げると、QuickTimeインストール後に無事始まりました。

で、そのままフルスクリーンにして(モニタは30インチです)、もう一度最後まで見てしまいました。まだ寝るには少し早かったので、勢いで、久しぶりに第二作目のハイラインも最後まで見てしまいました。

如何にもイタリアっぽいちょっとケバイ所もあるのですが、特に第一作目は(昔の物なので解像度は低いけど)、心血注いだ入魂のCGって感じで、何度見ても惹かれるものがあります。ちなみに前から思っていたのですが、もしかしたら、SINKHA <==「進化」、シンカのテロトリーである、EYEN <==「永遠」、と日本語から取っているのでは無いでしょうか?