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xiphioの備忘録


2012年11月25日

_ [audio] SAE Mark2500 メンテナンス

1年以上前に、SAEのMark2500をオークションで買いました。その内メンテナンスするつもりで必要なパーツを買い揃えていたのですが、その後長い間ずーっとそのまま置いてありました。部品を整理してても、そろそろさすがに邪魔に思えるようになったので、この土曜の夜からメンテに取りかかってみました。

このアンプ、状態は良いという説明で買ったのですが、届いてすぐ通電してみると、内部から煙が出てきまして吃驚しました。返品を考えながらも、内部を見ると、右チャンネルの基盤の抵抗が焼けています。左チャンネルの基盤の同じ箇所を見て、62Ωと分かりました。62Ωの抵抗は結構珍しくて手元にないのですが、近い68Ωに交換したところ、無事作動しましたので、返品交渉は面倒だしそのままして、しまい込んであったわけです。画像の説明

62Ωは地元のパーツ屋には無かったので、秋葉原に行った時に買いました。そこで珍しくも62Ωのリケノームを見かけたので、こちらを買ってしまいました。この基盤は部品配置がおおむね対称的になっていて、焼けた抵抗の反対側にも同じ抵抗が有ります。こちらもまとめて交換した方が良いと思い、2個買いました。リケノーム、抵抗2個で600円少々もしました。あと電解コンデンサはFG、チューブラ電解コンを使用の部分は、立型を流用するのは見栄えが良くなくあまり好きでは無いので、チューブラ型のを何とか探して用意してありました。

昨日、まず初段アンプ基盤の例の62Ωの抵抗を2個交換(画像で、青い大きな抵抗がリケノームです)、続いて左右の初段アンプ基盤の電解コンデンサを交換、ドライブ基盤のチューブラ電解コンデンサ交換、それとプロテクト基盤のリレーの接点を磨いてここの電解コンデンサも交換。電解コンデンサを交換していて思ったのですが、結構な箇所で極性を向かい合わせに繋いで、バイポーラ用途としていますね。ここは現在ならバイポーラ電解コンデンサを使うべきですが、部品を既に用意してしまっているので、そのまま交換しました。

本日は更に分解して、各部清掃とRCAピンの交換、終段TRのネジの増締め等々、午前中で大体終わりました。本当なら半固定抵抗も交換したい所ですが、調整方法が分からないので、あえて触らないでおきました。こういう所が、知識があまりない者の残念な所ですね。

SAEのこのシリーズではMark2600が有名ですが、回路図をみますと2600は2500のごく一部を変更しただけで、だいたいは同じみたいです。最初届いて通電した時煙を噴いたので、これはどうなる事かと思いましたが、測定でも性能はなかなか良好です。折角メンテしたので、またどこかで使ってみたいアンプです。

_ [misc] 中古購入ゲレンデワーゲン、その後

今年2月に中古で購入した、平成10年登録のショートのゲレンデワーゲンですが、見たところの状態はとても良かったのですが、流石に12年経っている車なので、購入後半年ぐらいの間に3度も正規ディーラーのヤナセにお世話になりました。

まずは、前輪のタイヤの磨耗が激しく、すぐつるつるになってしまった事。そのせいかハンドルも少々安定しないので、タイヤ交換と調整整備にヤナセにお世話になりました。これで十数万円。

次に夏にはABS関係のエラーが頻発するようになり、だましだまし乗っていたのですが、エラーの為に、ギアがローのまま上がらなくなる事になり、たまらず修理。テスターの記録では、原因は速度センサーとの事。またエンジンエラーも一度記録されていたとの事で、速度センサーとエンジン関係の部品のの交換とで、更に10万円少々。

夏の終わりには、走行中急にエンジンが止まり、何とか路肩に止めたもののそのままエンジンかからず、急いでキャリーカーで取りに来てもらいました。長らく車に乗っていますが、走行途中で動かなくなってしまったのは初めてです。原因は燃料ポンプらしく、ポンプと作動させるリレーの交換で、これまた10万円少々。

合計40万円近く、この位費用がかさむと、何かの新車が買えたかも、ともすこし思いますが、あまり深く考えない事にします。しかし、この所エンジンの調子は最初に比べて、とても滑らかで良くなった気がします(何度か修理に入ったせいもあるでしょうが)。最初はナンバーも無かったので、しばらくの間アイドリングくらいで、殆ど走っていなかったのでしょう。やはり車は時々走らせていた方が良いみたいです。

今回どうしても手放せないGTVを残して、2台めを買うにあたっての条件としては、[1]私、普段は殆ど靴を履かないので、スリッパで乗れる車である事、[2]夏、閉めきって駐車し高温になった車が大嫌いなので、夏に窓を開けっ放しにして駐車しておける事、[3]主に近隣を走行するので、あまり大きくない車である事、[4]室内車庫が無いので、半野外に駐車しておいて気にならない車である事、そして最後に、[5]目立たず、そしてあまり見かけない車が良い、等々でした。

[4]の条件で中古車となり、[1][2]でRV車となり、[5]でPUCHのエンブレムにしたゲレンデが候補となり、[3]でショートタイプとなった訳です。思いの外、費用も余分にかかりましたが、このゲレンデのショートでまずまず満足しています。あとは、今後長く乗れると良いな、と思っています。