2013年04月28日
_ [Traveler's diary] 六本木男声合唱団倶楽部 ロシア公演(2)
本日は朝よりオケリハ、バスにて会場に向かう。コンサートホールはボルガ河に面した所。建物外面はでかくて無愛想で傷んだ雰囲気の建物だけど、中は綺麗でまぁ普通。大きなホールでないけど、良い感じ。
右写真はコンサートホールの駐車場に面した、大きな公演公告の看板。上は"ROPPONGI"と書いてあるらしい。中段右が"OTOMO"(これはその通り)、左が"SAEGUSA"。
ここ、リハーサル室なんて当然無く、控え室も極度に狭い。さて、オケとのリハーサルが始まって、オットォ!です。噂では聴いていたが、オケが全くあっていない。金管がダメダメなのはよくあるけど、木管も、弦まで合っていない。確かに大層難しい曲なのは分かるけど、、。まぁ、ほとんど初見でも合わせてしまう、日本のオケがすごいんだろうけど。
そんな訳で、約半分がオケのみの練習。今回、トップテナーとバスが中央に来る配置に変更、まぁ、この曲は特にトップが要なので、それが良いのだろう。
午後2時過ぎまでオケリハが有り、その後昼食。昼食場所は、同じ並びのビルのレストラン。外観だけ見ると営業停止寸前の商業ビル群に見えるけど、いや内部の通路や廊下もまぁそんな感じだけど、店内はなかなか綺麗で料理もなかなか美味しかった。公演旅行の際の食事は、いつものことだけど100名近くの会食になるので、あまりまともな事がない。イタリアでもフランスでもしかり、結構酷い料理のことも有るけれど、この度、団体で昼食を3回取ったけれど、何処もなかなか美味しかった。ただ、3回とも、出てくる料理のパターンがほとんど一緒なのは、どうかと思うけれど。
昼食後バスで市内観光となってるが、目的はママエフの丘にて、戦没者慰霊の碑に献花する事。バスを降りて丘を登ってゆく。気温は思ったより高く暑いくらいだけど、晴天で風が吹いてとても気持ちの良い。悲惨な戦闘が行われた場所と言うことを知らなければ、見晴らしも良くとても気持ちの良い場所だ。右画像は献花台。
しかし思うに、戦没者慰霊なのに、銃や剣を持った像などはどうなのだろう。我々の感覚だと、もう悲惨な事柄を起こしません、と平和を祈るのだろうけど、、でも丘の頂上にある、剣を持った女性の像はかなり大きいし、遠くから見てもなかなかインパクトがある。その後、戦争のジオラマ博物館へ、なかなか良くできたジオラマではあるけれど、悲惨な戦争の博物館はあまり見たいものではない。
ボルゴグラード要所の観光が終わると六時過ぎ、その後またコンサートホールに帰り、ここでピアノ伴奏での練習。終わりはおおよそ午後九時。殆ど言葉が通じないロシアで、帰ってから一人でレストランに行くのも億劫なので、近くにあるというスーパーで適当に食材とワインでも買ってきて部屋で食べようと思っていると、バスの中で三枝団長が、一緒に食事に行くメンバーを募っていたので迷わず参加。団長を中心とした皆さんについて行くことにした。
ちなみに団員には海外旅行に慣れた人がとても多くて、大概は数名に分かれて自由に出かける事が多い。フランスぐらいだと私でも何とかなるけれど、それ以外では一人歩きはちょっと無理。
三枝団長を含め十数名で出かけたレストランは、ホテルのすぐ近くだけど、団長が一度来てとても美味しいと気に入った店である由。団長は二度目か三度目の来店らしい(我々よりも数日先に来ているので)。食べる前にまずオーダーが大変、結構立派なレストランなのに、店員は英語が通じるとは言い難い。前日の空港と同じく、品目はメニューの指さしと、数はやはり指で示す方法しかとれないのはもどかしい。まぁ、私は概ね皆さんに任せきりで、じっと座っていただけですが、、。料理は、なかなか美味しい、旅を通じてロシア料理って、あまりこってりしていなくて日本人に向いているのかもしれないと思った。
結局12時頃ホテルに帰ったが、この日の深夜に到着するメンバーが居て、彼らを出迎えるため、ホテルバーでワインを開けてさらに飲む。まぁ、でも楽しかった。