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xiphioの備忘録


2013年08月23日

_ [wine] 暑い夏のセラー事情

暑いです、今年の夏は、本当に暑く、そして長いです。8月も下旬になろうとするのに、まだ連日36度になります。梅雨が明けてすぐ暑くなっても、普通お盆を過ぎるあたりから、幾らかはしのぎ易くなるものですが、ずっと暑さが続いています。それに雨も全く降りません、夕立の様なものさえ、殆どありません。全くどーなって居るのでしょうか、もう亜熱帯乾燥期の気候です。

95年設置のセラー1は、クーリングユニットとしてBreezaire WKC2200(ワインセラー用としては定番に近い、昨年後継機種のWKCE2200に交換)を使っていますが、元々の設計ではこの機械を2台運転する様になっていましたが、断熱材を追加し、1台を緊急時のバックアップとして、1台で運用しています。ですからセラーの規模から言うと本来少々力不足、これだけ暑いと、セラー内温度も20度を超えかかります。

この夏前に、両方のセラーの所までLANの配線をして、各々RaspberryPi+USB温度計測器にて、温度モニターをさせてあり、20度を超えるとアラートのメールが届く様にしてあります。このセラー1からは、何度か20度超過のメールが来ます。20度を超えるとバックアップ用のクーラーユニットも作動するので、それ以上にならないのでまだ安心ですが、、

Breezaire WKC2200の置き換えとしては、Breezaireではこの2200より上の機械は無いのですが、CellarProと言うメーカーからは、WKC2200の置換えの1800XTと、それより更に上の1800XTSと言う装置もあるので、この冬にそちらを導入してみようかと思っています。

昨年暮れに設置したセラー2は、空調屋さんに依頼し、業務用の機械が入っていますのでかなり強力で、冷却能力には全く問題有りません。ただこの夏に本格運用するになって、湿度が異常に高くなるので困っています。入れてある湿度計は98かHH(計測不能)を示し、恐らくほぼ湿度100%。1ヶ月程で、ワインの木箱あたりにカビが目立ち、床の木材までカビが進出しています。一番酷いのは、シャンパンの紙箱で、もうカビだらけです。

最初、クーラーユニット設置時に、「湿度を上がられないか?」と相談したのですが、「結構湿度高くなりますから大丈夫です」と返事を受けて安心していたのですが。まさか湿度が高すぎて困るとは思いませんでした。もちろんワイン自体には、湿度100%で何も問題ないですが、セラーの内部自体がカビだらけになるのは、ちょっとばかり困りものです。

理由は、この冷却装置で16、7度程度にするには、ちょっと能力がありすぎるからみたいです。設定温度を10度以下とかにすると少し湿度は下がるようですが、、それではワインが熟成しないですよね。安定性などに色々問題はあっても、セラー専用のクーリングユニットを輸入して使用した方が良かった気がします(そちらの方が安いですし)。なかなか上手くゆかないですね。