2013年09月26日
_ [computer] Haswellのパソコン、C2ステッピングのマザーでやっと組み立て
この夏にHaswellシリーズのCPUとマザーボードが発売になって、ずっと作ってみたかったのですが、やっと本日組んでみました。昨年IvyBridgeを作ったばかりなのに、また作ってみたかったのは、内蔵のグラフィック機能の向上が有ったからです。IntelのCPUがAMDと比べて劣るのは、はっきりこの部分のみで、普段WQXGAのモニタを使う私としては、ゲームもしないのにグラフィックカードを追加し消費電力を増すのが、どうも気に入らなかったのです。
Haswellとマザーボードが正式発表となり、早速スペックを見てみましたが、ちょっと残念なのは、WQXGAの解像度がサポートされるのはDP(ディスプレイポート)とHDMIのみで、DVIではフルHDまでしか出ない事。DPとかでは出来るのに何故DVIで出ないの?、とも思いますが、CPUがそう言う仕様だそうで、何処のマザーボードでも同じ様です。HDMIでWQXGAが使えるのは、確か結構最近の規格からだと思うので、家にあるモニタのHDMI端子が対応しているか甚だ不安です。と言うわけで、普通に使う分にはDPが有れば良いのですが、私はCPU切替機を使っていますので、それを使うとなるとやはり現状DVIである必要が有るわけです。
当初DP->DVIの変換ケーブルを使えば大丈夫じゃん、、と思いましたが、どうも変換器がDVIデュアルリンクに対応していません(HDMI->DVIも同様です)。普通の結線変更だけでは変換できないらしく、デュアルリンク対応のDP->DVI変換は、アップルの出している1万円位するMiniDP用の物しか無いですね。この点は、来年のHaswellリニューアル版に期待するしかないみたいです。
早速マザーボードの選択ですが、省電力が進んだ現在、既に大きな筐体のパソコンは時代遅れと思っていますので、フォームファクタはMicroATX、上記の理由でDPが付いている物、やっぱしZ87が良いという事で探すと、何とGIGABYTEのGA-Z87MX-D3HとAsRockのZ87M OC Formulaしか無いのです。でAsRockのは2万5千円もするしDVIが付いていません。Z87搭載のMicroATXには10種ほど有ると言うのに、DPとDVIが付いているのは、GA-Z87MX-D3Hのたった1種類のみです。何という選択肢の無さでしょう。後で、H87でもBIOSを上げれば、簡単なオーバークロックなら可能らしいとの情報が有りました。実はそれで充分なので、選択肢をH87まで広げると、ASUSのH87M-PROが有ります。
そういう訳でマザーボードの選択肢も殆ど決まり、発売後すぐに一式買って作るつもりでした。しかし、新たなパソコン作っても現在時に用途は決まってないしで、特に急ぐ必要は無いかな、、と思っている内にチップセットの軽微なバグの話がでました。そんなこんなで、結局修正されるC2ステッピングまで待つ事にしました。当初C2のマザーは8月には出るという噂が、その内に9月になり、更に9月末の現時点でもC2になって居ない(と思われる)マザーがかなり沢山ある状況です。
通販では問合せやセレクトは出来ないという話で、ASUSとASRockは箱で見分ける方法が出ていましたので、それをお店で直接確かめて買うしかない、と言う事らしいでした。GIGABYTEに至っては、外から確かめる方法がないようです。それではここまで待った甲斐がないので、「秋葉原の専門店でGA-Z87MX-D3HがC2になって居るか尋ね、C2ならばそのまま購入、分からなければASUSのH87M-PROでC2になっているのを探す」、と言うことにしました。地元のPCパーツショップにも行ってASUSとAsRockのマザーを見てみましたが、殆どがまだC2になってません。
たまたま先日久々に東京に出る機会が有りましたので、時間を作り秋葉原に直行、まずBuyMoreでH87M-PROを見てみましたがC2ではなくダメでした。以前から顔を覚えている店員さんに訊いたところ、「普通の用途ではそんなの全く関係無いでしょ!」とさかんに言われました。こちらも当然分かっては居ますが、そこは気分の問題です。一見どうでも良さそうな、こういう細かい所がパソコン自作の要です。実用品ならば、既成のパソコンを買えばよいのです。
次にドスパラでC2表記のASUSのH87M-PROを発見し、それとGA-Z87MX-D3Hを共にレジに持って行き尋ねてみました。GA-Z87MX-D3Hの箱を開けて色々見てくれたのですが、やはりGIGABYTEは良く分からないみたいです。そういう訳で、やっとC2ステッピングのマザーボードH87M-PROと、同時にドスパラでCPU 4770Kも購入しました。
東京からマザーボードとCPUを持ち帰り、その他のパーツをすぐ注文しました。いつも悩むケースは、コンパクトさからずっと前からSilverStoneのSST-SG10Bに決めてました。SSDはRAID-0にしますが、東芝のメモリを使ったCFD販売のを考えたのですが、一番人気で入荷に時間がかかる様でしたので、Samsungの840-PRO(TLCって未だに信用していません)にしました。後はほぼ現在の定番パーツです。
ケース:SilverStone SUGO M-ATXケース SST-SG10B
マザーボード:ASUS H87M-PRO
CPU:Intel 4770K
CPUファン: サイズ 阿修羅 SCASR-1000
メモリー: CFD-Elixir DDR3 1600 8GB 2枚組 CL11 W3U1600HQ-8GC11
SSD:Samsung SSD840PRO 128GB MZ-7PD128B/IT x 2台でRAID-0
電源:玄人志向 KRPW-PT500W/92+ 500W 80PLUS Platinum
電源ユニットが前面に有るなど、少し変則的なケースですが、とてもコンパクトなのに高さ60mmのCPUクーラーが使用できるなど、良いケースだと思いました。配線もやりずらい所もなく、他に必要となる部品も無有りませんでした。簡単な起動確認の後、すぐBIOSをアップデート。ASUSはついにUEFI-BIOSも日本語化していました。なんのかんの言っても、日本語が分かりやすいです。
OSは、Winwdows8のアップグレード版を以前に安く買ってあるので、それを入れる予定ですが、とりあえずは、最近出たWindows8.1のプレビュー版を試しに入れてみています。マザーボード付属のCDは使わず、ドライバ等は、最低限必要な物だけASUSのHPより最新版をダウンロードして入れておきます。
一通り設定した後、SSDの速度を計ってみました。シーケンシャルのリードが999.9出ています。使っていると遅くなるので、今が最速だと思いますが、もう少しで1Gなのに惜しいです。以前はSSD4台のRAID-0でやっと900M台だったと思いますので、とても順調な速度です。HDDも繋いであったのですが、暫くして音うるさくなってきたので(まだ殆ど未使用なのに、、ハズレのHDDでした)、外してしまいました。