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xiphioの備忘録


2014年03月13日

_ [wine] ボジョレ&マコン、葡萄畑とワイン生産者訪問(1)

スキーの日程を短くしての、フランスのワイン畑巡り、今年はボジョレ地方にしました。年齢のせいか、いや以前からその傾向は有りましたが、最近では特にあまり重いワインはダメで、軽くてエレガントな方を求めています。そこでボジョレです。ホント言って、少し前は全く見向きもしなかったワインなんです。2004から数年は、ヌーボーでさえ買いませんでした。それが7、8年セラーで保管したヌーボーが凄く美味しいのに感激して以来、変に深くなくて良いから、軽くて素直に美味しいワインと言う事で、ボジョレに大注目なのです。ここ2、3年はヌーボーも結構買っています。ただし最低数年置いてから飲むつもりなので、まだ開けていませんが。

今年もワイン畑巡りのガイドを、ボルドー在住の加藤さんにお願いしました。加藤さんはまだ結構若いのですが、フランスのACは全て実際行って見てきて、そして精通しているという、驚異の人です。フランス各地方のワインとワイン畑についての知識は、本当に素晴らしい物です。現在ボルドーでウノコムと言うワインの会社をされているプロのではあるのですが、各地のワイン産地の状況をここまで知っている人は、日本人では居ないんじゃないかと思っています。

朝9時半にアルプデュエズのホテルに迎えに来てもらい、早速ボジョレの訪問に向かいます。高速をグルノーブルを通ってリヨン方面へ、リヨン市街には入らず外周の高速を北に向かいます。ボジョレってリヨンから意外と近くて、アルプデュエズから3時間弱、ほとんどリヨンの空港に行くのと大して違わない時間でボジョレ地区の北で高速をおりました。私は、割と早かったので、ここから北がボジョレかと思ったけど、実はここが一番北だったのはちょっと驚き。

すぐクリュ・ボジョレ地区に向かい、まず一番北のサンタムールに入ります。そこからジュリエナの方へ畑を少し見たところの、とても小さな町(と言うか集落)でレストランを発見。丁度午後1時を少し回った位だったので、ここで昼食することにしました。

入り口のさりげなさとは違って、中は意外に広くて結構人が入って居ました。この近所では、ここしかレストランが無い感じですし。訊いたところ、今日のプラ・デ・ジュールは売り切れで無いとと言われましたが、出来る物で良いと言うと、代わりにチキンを出してくれました。ちょっとびっくりした事は、最初にテーブルにカラフの水と赤ワインを並べて出してくれた事。水は当然無料なんだろうけど、この赤ワインも無料なんだそうです。加藤さんの話だと、こういう所昔は良く見たけど、最近ではずいぶん珍しいらしいです。普通外国のレストランでは、頼まないと水は出ないと昔から言われて居た事だけど、ここは何も言わなくてもカラフの水とそれと赤ワインまで出てくるのです。当然私は初めての経験です。料理も素朴だけどとても美味しかったし、この赤ワイン(当然ボジョレだよね)、軽くて良かったなぁ!。

食後いよいよ本格的にクリュ・ボジョレの畑を、北から南に順に見てゆきます。当初、ボジョレって割とフラットな地勢なのかなぁ、と思っていたのですが全然違ってて、基本的には西側が山で、クリュ・ボジョレ地区はそれに続いていて割と起伏のある地域です。さすがに、ここだけ村名を名乗ることが許されているだけの事はあります。

ジュリエナを超えてシェナ、ムーラン・ナ・ヴァン、フルーリーと畑を見てゆきます。その次がシルーブルで、この町が一番標高が高い気がします。更に南の方へ次第に村を下ってゆきモルゴンに入り、ここで最初の作り手の訪問です。画像の説明

ボジョレ最初の作り手訪問は、Domaine Louis Claude Desvignes です。評判の良い作り手の様で、試飲させてもらいながらの話も、とても意欲的でした。黒い羊のラベルの特別なワインも作っていて、一般的なボジョレの早飲みのイメージを変えたいみたいです。

モルゴンには中心にMont du Pyと言う山があって、その周りがCote de Pyと呼ばれていて、ボジョレの中でも特に優れたワインが出来るエリアの様です。加藤さんの話では、土壌も特別らしいです。この後も、Cote de Pyと書かれたモルゴンを何度か見ました。

その後、南の前方にブルイイの山、コート・ド・ブルイイを見ながらブルイイに向かいます。途中、東側がレニエの筈です。やはりレニエは街道からは少し外れた感じですね。ブルイイ地区はコート・ド・ブルイイの山ががその中心となっていて、その周りがブルイイになっています。加藤さんの運転で、車で山に登ってみます。周りは全て葡萄畑になっていますが、この山は結構高くて上部は林になっています。頂上に教会があって、そこで暫し観光。天気も良く暖かくて気持ちが良いのですが、フランスはなにやらこの数日は空気が淀んでいるらしく、普段は非常に見晴らしが良いらしいのですが、遠くが霞んでよく見えないのがちょっと残念です。画像の説明

この日の宿は、モルゴンのシャトーホテル、Chateau de Pizayです。周りが自社の葡萄畑で、恐らくChateau de Pizayとして歴史有るワインの作り手だったのでしょう。そこをホテル&レストランにした様です。ワインの醸造所も有り、かなりな量のワインも作っている模様です。

少し早めにホテルに入って、夕食までには幾らか時間が有ったので、周りを散策してみました。右の空撮の写真の様に、シャトーの正面から見て左右に、広く葡萄畑が広がっています。また廷内も広く、お庭も良く整備されていてキレイです。この辺りはフラットな地勢ながら、周りはとても静かで、その中での鳥のさえずりがとても素敵です。シャトー後方は森林になっていて、歩いて通れる道跡もあったので、ずっと入ってみました。暫く行くと林を抜けてまた葡萄畑になっていました。この1時間程の葡萄畑と林の中の散策は、とても楽しくありました。画像の説明

夕食もこのシャトーです。早速ワインリストで珍しそうなボジョレを探しましたが、どうもお目当ての物は無かったので、BIOのマークがついた作り手のモルゴン Cote de Pyにしてみましたが、あまりビオっぽくない普通の良質なボジョレって所でした。白のボジョレも飲みたかったのですが、訊いた所、このシャトー(Chateau de Pizay)の物しかないと言われ、仕方ないのでそのハーフにしました。