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xiphioの備忘録


2015年01月04日

_ [book] 「新しいワインの科学」(ジェイミー グッド)

昨年末に書店にて見かけましたので、購入しました。お正月休みも有ったので、本日ほぼ読了。先の著書「ワインの科学」も2009年に既に読んでいるのですが(http://www.wasanbon.co.jp/xiphio/html/diary/?date=20091103#p01)、それ以降の追記や変更箇所が多いようなので。それに、先の本は「とても為になったなった、とても良い本」と言う事は憶えているのですが、内容については、さてと、具体的にはあまり思い出せないので(何とも情けない事ですが)、新版でもう一度読むことには全く躊躇なしでした。画像の説明

結構厚い本ですが、内容は多岐に及び、極めて示唆に富みます。非常に良い本だと思います。

_ [wine] Ch. Ausone 1964

お正月休みも今日までなので、本日は古めのボルドーです。前にも書いたと思いますが、ボルドーの有名シャトーの中でも、私はオーゾンヌが(1989まで、ですが)とても好きです。ボルドー1級シャトーの中でもそれぞれ特徴が有るので、何処が一番とはなかなか言えませんが、好みとしてオーブリオンとオーゾンヌですね(全く違うテイストですが)。画像の説明

記録によると、私は59から始まって、62、64、66、70、81、82、83、85、87、89とオーゾンヌを飲んでいますが(それも大抵は複数回です。でも意外と70年代が少ないなぁ、76、78と79は少ないけど持っているので、そろそろ飲んでみましょう)、ヴィンテージが古かろうが、比較的新しかろうが、ほぼ一貫した特徴の味わいなのが、なかなか印象的です(RP評価が例外的に高い76は、もしかしたら傾向が違うのかも知れないけど、まだ飲んでいないです)。

ですから、ここらのオーゾンヌ何回か飲んだけど美味しいのに当たった事がない、と言う人は、思うにそれは恐らく好みの問題で、今後どのボトルを飲んでも、それほど感心しないのではないか、と思います。まぁ以前からそういう人の方が大多数だったので、この時代のオーゾンヌは評価がイマイチで「大損ヌ」って呼ばれていた訳ですけど。もっとも、1990年以降の、パーカーポイント高得点連発の、濃くて滑らかになった(らしい)オーゾンヌは当然除外です。

しかし飲んでいて思うに、果実味もまぁ乏しいし、豊かでもないし、香りも、こうふわっと広い世界が有る訳でも、またテイストが特に深遠であると言うのでも無いのです。どちらかと言えば、痩せてギスギスしていて、、って、あまり良いとこ無いですね。それでもやっぱり好きだったりします、オーゾンヌ。