2015年03月21日
_ [wine] 最近飲んだワイン、Frederic Emile 2007, Clos de Tart 2002, La Mission Haut Brion 1982
旅行中に、ワイナートを出している美術出版社が民事再生法を申請した由、聞きました。でも雑誌は出ているだろうと、先日ワイナートの四月号(3月5日発売のはず)を買いに、何時も取り扱っている少し遠い大きな本屋さんに行きましたが、ワイナートはおろか、ワイナート関連の出版物まで見当たらないので、吃驚。帰ってからネットで検索しますと、アマゾンその他では普通に発売されていたので、アマゾンで買っておきました。次号からはどうなるんでしょうか?。
今週は、スキーとシャンパーニュ&アルザス行きの記録で忙しく、旅行の反動で飲んだワインの事を全く書いていませんでした。飲んだワインのなかで、印象に残った物を写真を撮りましたので、UPします。
トリンバックのキュベ・フレデリック・エミールは、アルザス行きの準備をしていた時に見つけて買ったので、割と最近入庫のもの。最近読んでいる「マット・クレーマーワインを語る」と言う本の中で、トリンバックはクロ・サン・テュヌが有名だけど、キュベ・フレデリック・エミールはそれに肉薄する見事な品質でとてもお買い得、と有ったのもその理由。
そのキュベ・フレデリック・エミールの2007ですが、クロ・サン・テュヌよりは熟成も早いらしいけど、それでもまだガチガチ。そのマット・クレーマーの本には、1990のが現在飲み頃と記載があるけど、これは2006年初出の記事なので、今だと2000の頃のがやっと飲み頃なのかも知れない。
久しぶりにブルゴーニュのとっておきを、と言うことで開けたのが、ちょっと早いかな、とも思ったけどクロ・ド・タールの2002。複数本買いましたが、これは一本目。2003は暑すぎて買うのをパス、そうするうちに、2005からブルゴーニュのこの様なワインは全く買えなくなってしまった(もちろん価格的に、と言う意味も含む)。
80年代後半から90位までは結構飲んだけど、作りがずいぶん違います。2002に至っては、殆どビオの作り手ではないかと思うほど。でもテイストに中心がキチンとあって、やはりとても良いです。もう少し、時間のおいて飲んでも良いのですが、よく考えると10年後は自分もどうなっているか分からないので、悩ましいところ。
引き続いて、とっておきのボルドー、と言う事で、好きなミッションの、ミッションらしい最後の年1982(83からはオー・ブリオンと同じスタッフによる醸造、でも83も美味しいです)。82は評判が良すぎたせいもあって、あまり飲んだ事がありませんでした。
開栓後テイスティングして、芯が硬そうなのでデカンタしました。流石にもう30年経っているので、熟成はしていて香りもグラーブ、ミッションのものですが、本当言うとまだまだって気はします。過去に結構飲んだ60年代のミッションの域には、まだ道程長そうです。
でも、15年や20年前にも60年代のワインを飲んで居たのですから、今だったら80年代のこのワインでも好みの飲み頃でも良いはずなのですが、、買ってからずっとセラー保管なので、状態が良すぎるのでしょうか。どちらにしろ後10年位でどうにかなってもらわないと、あまりお酒が飲めなくなる年齢になってしまいます。最近こういう事、思う事が多くなりました。