2015年11月26日
_ [computer] SGI O2 改造、Skylakeパソコンの制作(その5、SFX電源とCPUファンの交換)
先の記事で、概ねパソコンの体をなしたO2改造Skylakeパソコンですが、実際使い始めてみると、問題も、、。まず一番に、ファンの音がうるさい!、特にMonoboxに付属していたSFX電源のファンがとてもうるさい。本当に、ケースのおまけで付いてきたような感じの電源です。MonoboxITX2Sは、MiniITXでは市販最小のケース(多分)で、割り切り方も良く、結構気に入りましたが、付属の電源は最低でまず使い物になりません。電源無しで千円安くしてくれた方がずっと良かったです。(、、とか、なんとか思っていたら、このケース、いつの間にか販売終了になってしまっています!。)
それにCPUファンの方も、最初は全開で回るのである程度うるさいのは分かりますが、ファン音の中に高音の異音が付いてきまして、それがかなり気になります。暫く回していると、その高音の付帯音もしなくなるみたいですが、でもこれは駄目です。
CPUファンの方は、すぐCPUクーラーRaijintek PALLASのサポートのアイティーシーに連絡し、ファンの交換をお願いしました。電源の方は、別に不良品と言う訳では無いので、こちらが困りものです。1日悩んだのですが(高価だったので)、結局SFX電源を買い換えることにしました。
SFX電源も各種有るのですが、買い換えるならば、マザーボードへのケーブルしか使わないし、ケースがとても小さい為使用しないケーブルがかなり邪魔になるので、まずケーブルがプラグイン式の物、そして音が静かな物です。しかし、そうなると、SilverStone SST-SX500-LGになってしまいます。確かにとても良さそうな電源ですが、結構高価です。しかしまぁ他に無いので、一番安いところで購入することにしました。
RAIJINTEK PALLASのファンですが、14cmの大きさで、スリムサイズのPWM制御のものです。同様なのは無いと思って、輸入元のアイティーシーに交換を頼みまして、保証書がついている箱とファンを送り返す事になり、すぐ送り返しました。ただ送った後で、その送料も結構かかったし、普通なら自分で交換した方がいいんじゃ無いかと思いました。それになんだかアイティーシーの対応から、どうもすぐ交換してくれそうにも無かったので、待てずに同規格のファンを検索してみると、、2機種出てきました。1つはRAIJINTEKの物で、このPALLASに付いていた物と同じでしょう。さすがにそれでは意味ないので、他方のSilverstone SST-FW141を、勿体ないと思いつつも注文してしまいました。
ちなみに、この判断は正解の様でして、送り返してから数日してからやっと、「海外からのお取り寄せとなるため、数日ほどお時間を、」と言うMailが来ました。それから既に6日経っているのですが、発送の連絡すら有りません。いったい何時までかかるんでしょうか?、同じ物とおぼしきファン「RAIJINTEK Aeolus RW OR40000」はアマゾンで普通に「在庫あり」で売って居るのに、、です。素直に待っていたら、精神衛生上問題をおこしたかもしれません。
電源とCPUファンを交換した構成が、上の2枚と、右下の写真です。電源が黒色になったので、Monoboxのケースと統一されました。元々の付属の電源は白で、ちょっとミスマッチでしたね。今回のこのパソコンは、結局以下のような構成になりました。
CPU : Intel Skylake i7-6700K
Mother Board : ASRock Z170 Gaming-ITX/ac
SSD : Samsung 950 PRO M.2 NVMe 256G
Memory : CORSAIR DDR4 VENGEANCE LPX 8GB×2 CMK16GX4M2A2666C16R
Outside Case : SGI O2(改造し外装を使用)
Inside Case : MonoboxITX2S(枠組みだけ使用)
CPU Cooler : RAIJINTEK 0R100004 PALLAS
CPU FAN : Silverstone SST-FW141 14cm 厚さ13mm PWM制御
Power Unit : SilverStone SST-SX500-LG Gold認証 500W SFX-L規格
こうしてパーツを組んだケースを、金属板で作成した台に、ケース底板の換わりにネジ止めします。それを、O2の内部金属筐体に差し込み。サイドからネジで固定します。
_ [computer] SGI O2 改造、Skylakeパソコンの制作(その6、ファンガードの増設とメッシュバックパネルの作成、、完成)
SGI−O2改造Skylakeパソコンも、そもそもの取りかかりはお盆の頃でしたから、長らくかかっていましたが、やっと仕上がりです。
マザーボードヘッダからのラインと、前面スイッチやLEDからのラインを、底で接続しているのですが、底面に増設したケースファンに当たることがあるので、ファンガードの増設です。こう言った細々した物も、結構遠出をしなければ買えないので、面倒です。もっと大きな物なら、通販で買ってしまうのですけど。
後は、裏からの見栄えを良くするために、隙間が空いている下部を、黒のアルミメッシュパネルで覆います。予め買ってあったメッシュパネルを切り取り折り曲げて、差し込みます。簡単そうですが、あまり慣れていないので、少し時間がかかりました。
取りあえず、「SGI O2 改造、Skylakeパソコン」はこれで完成です。O2が、4k出力も可能な、最新のNVMe対応のM.2ストレージを擁したSkylake最上位のパソコンになりました。残念なのは、最初分解するときに割ってしまった、光学ドライブのフロントです。接着剤で修理はしましたが、この部分を強く押すとまた割れるでしょうし、補修跡が少し痛々しくあります。
左側面の元のビデオポートの部分が、隙間が空いてしまっています。ここは、本来なら外部USBポートに仕立てるべきなのでしょうが、そうすると、元のMonoboxの側板に穴を開けなければならず、それは何とか避けたい所でした(何かの時に、元のMonoboxのパソコンとして復帰出来るから)。また、そこに薄い金属ボックスを取り付ける事になるのですが、結構大変そうで、労力の割には見返りが少ないので、このままにしておきました。
O2前面のスピーカーも利用したかったので、やはり延長線を買い、マザーボードのオーディオヘッダから、直接SPへ線を引いてみたのですが駄目みたいでした。利用するには、どうやらちょっとした回路が必要な様で、ジャンクパソコンからフロントパネルオーディオへの部分を取り出して利用するか、もしくは内部USBに小さなオーディオデバイスを繋ぐか、なのでしょうが、今のところやっていません。
外装ケースは、取り付け部分を最初の分解時に派手に割ってしまったので、現状はめ込んだだけだし、特に上部補修部分はあまり触らない様気をつけなければならないとか、取り扱いには注意は必要ですが、まぁ、良くできたと思います。